【目次】
ノートとはどんな町?
ノートは、シチリア島東南部の、世界遺産に登録されている、「ノート渓谷の後期バロック都市」の一つです。
ノート渓谷と同じ「ノート」という町名なので、ノート渓谷の中心都市のようなイメージを受けますが、丘の上のこじんまりとした、小さな町です。
「ノート渓谷の後期バロック都市」と、一括りで言われますが、このノート渓谷のバロックの町々は、それぞれ印象が違います。
この町々の中で、観光客に人気なのは、ラグーザ、モディカ、ノートですが、上の町と下の町に分かれていて、町の規模が大きいラグーザ・モディカに比べると、ノートの中心街は、見所が狭い範囲に凝縮しています。
また、ノートの町を彩る建物のほとんどは、独特のイエローベージュ色をしています。これがまた、絶妙に美しく、この色が、ノートに、近隣のバロック都市と比べて、ノーブルな印象を与えています。
ノートは、見所が凝縮されていることもあり、観光にそれほど時間はかかりません。シチリアでは珍しく(?)、繊細な美しさがある町ですので、シチリアに行くなら、ぜひ訪問をおすすめします!
ノートの位置・場所
ノートはシチリアの東南部、シラクーサの南、35㎞程の場所にあります。
ノートへ行くには、他のノート渓谷からの町からのアクセスはあまり良くなく、シラクーサもしくはカターニアから行くのが行きやすいです。
ノート観光に必要な所要時間は?
ノートはまことに小さな町なので、日帰りでじゅうぶん楽しめる町です。
2~3時間もあれば、ノートの主要なポイントは周れます。早足で観光するなら、1時間で足りるという方もいるかもしれません。
歩くべきなのは、メインストリートであるヴィットリオ・エマヌエーレ大通りと、その大通りのドゥオーモを過ぎたあたりを右折するニコラチ通り。
時間がある場合は、ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りと平行に通っている、カブール通りにもお屋敷が立ち並んでいるので、歩いてみてもよいでしょう。
あと、ノートには、シチリアでもっとも有名なスイーツ店「Caffe Sicilia(カフェ・シチリア)」というお店が、ドゥオモのすぐ近くにあります。
「Caffe Sicilia」でお菓子を食べまくる予定の方は、その時間もちゃんと確保してくださいね!
Caffe Sicilia(カフェ・シチリア)の冬季休業
私は、この「Caffe Sicilia」のお菓子を食べまくる計画だったのですが、なんと「Caffe Sicilia」は冬季休業中という憂き目に遭いました…。
私のように「Caffe Sicilia」のお菓子目当てでノートに行く方は、「Caffe Sicilia」の休業日を必ず確認してから行くことを、強く強く推奨します!
一応月曜日が休業日ではありますが、何てったってイタリアですから、休みたい時に休んでいる可能性だってあります。
また、冬季休業は毎年長く取るようで、私が足を運んだ2015年は、1月13日~3月16日の間が閉まっていました。その冬季休業情報を、オンラインで収集できなかったんですよね…。
じゃあ、どうするか…。宿泊しているホテルのスタッフさんなどに頼んで、「Caffe Sicilia」に直接電話して、確認してもらうのがいいかもしれませんね。
一応こちらが、「Caffe Sicilia」のfacebookです。
ちなみに、「Caffe Sicilia」はTripAdvisor (トリップアドバイザー)の評価はあまり高くないですね。これは、お菓子の味というより、サービスの悪さが、主に原因のようです。
ノート観光におすすめの本・ガイドブック
A13 地球の歩き方 南イタリアとマルタ 2017~2018
地球の歩き方の南イタリア版。ノートは半ページですが、掲載されています。購入の際は、最新版かどうか確認を!
CREA Traveller (クレア・トラベラー) 2013年 10月号 [雑誌]
女性向けの旅雑誌クレア・トラベラーが、シチリアを特集した号。この雑誌を見て、「Caffe Sicilia(カフェ・シチリア)」に恋い焦がれた私…。また、写真が非常に美しく、この雑誌を読むとノートに行きたくなると思います。
南イタリアへ! (講談社現代新書)
ちょっと古い本ですが、私がノートに興味を持ったきっかけになったのは、この本。都市学が専門の教授さんが書いた本で、大きな地震の後に再生したノートの町が、興味深く紹介されています。
ノートはツアーで行ける?
ノートは、シチリア島の観光都市の中で、日本で知名度が高いわけではないですが、シチリアを周遊するツアーで、町と町を移動する際に立ち寄ることもあります。
ややアクセス方法が難しいノートですが、観光バスを使って行くとスムーズです。
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