【目次】
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ルッカってどんな町？
ルッカ（Lucca)は、イタリア中部、フィレンツェが州都のトスカーナ州西部にある町です。ピサの近くです。
中世に自由都市として栄えたルッカは、外交手腕に長けていて、あまり隣国と戦争をしませんでした。
そのおかげもあり、破壊されずにしっかり残っている城壁が、町をぐるっと囲んでいます。イタリアで、最も完全な形で残っている城壁だと言われています。
城壁の上は遊歩道になっているので、時間がある場合は、ゆっくり城壁の上を一周するのもよいでしょう。全長4キロほどなので、歩いて1～2時間といったところでしょうか。
また、斜塔で有名な、ピサの大聖堂と似た感じの、白くて大きなロマネスク教会があることでも有名です。
ピサやルッカで見られる、正面が何層もの柱で、軽快に飾られているロマネスク教会の様式は、ピサ・ルッカ様式と呼ばれます。
ルッカは、スローフードの町としても知られます。グルメ派はゆっくり時間を取って、スローフードの看板を掲げているお店で、食事をするのもおすすめです。
ルッカの位置は？
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ルッカは、トスカーナ州の、ややティレニア海寄りに位置します。斜塔で有名なピサは、すぐ近くの町です。
ルッカへのアクセス
フィレンツェから、イタリア国鉄FSの各駅停車、レジョナーレ（略称R）で1時間20分。運賃は€7.5。
電車に乗る際には、注意点がひとつあります。
ルッカはピサよりも手前の駅なのですが、フィレンツェ発でピサ方面へ行く電車のルートは二つあり、一つは「ピストイア（Pistoia）」経由、一つは「エンポリ（Empoli）」経由です。ルッカに行く場合は、必ず「ピストイア（Pistoia）」経由に乗車してください。
時々、観光客が乗り間違えることがあるので、電光掲示板を見てもよくわからない場合は、駅員さんに確認してから乗車しましょう。
駅から旧市街までは、徒歩2～3分程度。駅の目の前にもう城壁が見えています。トスカーナの町で、これだけ駅と旧市街が近い町は珍しいです！
ちなみに、ルッカの町は城壁に囲まれているため、町の外へ出るには、城門をくぐる必要があります。
そのため、駅に戻る際、直線距離が駅と近い場所にいても、城門をくぐるために遠回りしなければならないことがあります。電車の時間には、余裕を持って動いてください。
ルッカ観光に必要な所要時間は？
ルッカの旧市街は、全長4㎞の城壁に囲まれています。地図で見ると、小さい町かな？と思いましたが、歩いてみると、なかなか広く感じます。
見どころもそれなりの数があるため、フィレンツェからの半日観光だと、やや気ぜわしく感じました。城壁の上をぐるっと一回りしたかったのですが、その時間は取れませんでした。
フィレンツェからの日帰り訪問でも、一通りは回れるとは思いますが、半日ではなく、朝から夕方まで、丸一日は、ルッカ観光の時間を確保することをおすすめします。
ルッカはピサと近いため、フィレンツェから同日に、ピサとルッカに日帰りすることもできなくはないですが、ピサもルッカも決して小さい町ではなく、早足では消化不良の訪問になってしまいます。
もし、ピサとルッカを同日に訪問したい場合は、ベルトラなどのオプショナルツアーなどを利用した方が効率的だと思います。
ルッカ旅行におすすめの本
A12 地球の歩き方 フィレンツェとトスカーナ 2015～2016
ルッカは、「地球の歩き方」の中部イタリア版（フィレンツェとトスカーナ）に9ページほど掲載されていて、旅行ガイドとしては、この本で十分です。購入の際は最新版かどうか確認を！
トスカーナの各都市について、読み物形式で書いてあるガイドブック。中世に、大国フィレンツェとピサに挟まれて、上手に立ち回ったルッカの話は面白く、この本を読んで私はルッカに行こうと思ったのでありました。
CREA Traveller (クレア・トラベラー) 2011年 10月号 [雑誌]
クレア・トラベラーのトスカーナ特集。女性向けの雑誌で、ルッカのオシャレで美味しいお店や、コスメのお店が紹介されています。
ルッカはツアーで行ける？
ルッカはピサの近くにあるため、フィレンツェからピサに行くときに、ルッカにも立ち寄るイタリアツアーが見つかることがあります。
また、フィレンツェから日帰りできる距離にあるので、フィレンツェで1日自由行動があるツアーであれば、その自由行動の日を利用して行くことは可能です。
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ベルトラ（フィレンツェ発オプショナルツアー）
