【目次】
ラヴェンナは、内部がモザイクで彩られた教会が数多くあります。
ラヴェンナのモザイク美術は、色褪せない輝きを保っていて、大げさでなく、ため息が出るほど美しいです。
あの美しさは、写真では伝わらないものがあります。ぜひ、ラヴェンナに行って、実物を鑑賞してください!
このページでは、ラヴェンナで訪問をおすすめしたい観光名所をご紹介します。
共通券€9.5で入場できるラヴェンナの観光名所5つ!
ラヴェンナの、いくつかのモザイク教会は、€9.5の共通券(Biglietto unico)でしか入場できず、個別の入場券は販売されていません。
この共通券の購入は、入場に含まれる各観光名所の切符売り場で購入できます。
共通券に含まれるモザイク教会は、全て、ラヴェンナでは必見の観光スポットばかりです。
そう考えるとこの共通券は、リーズナブルな価格ですし、観光に不便な共通券ということもないので、購入して、該当スポットは全部入っちゃいましょう!
この共通券で入場できるラヴェンナの観光名所を、一挙ご紹介します。
1.サン・ヴィターレ教会
ラヴェンナの代名詞のような教会で、ラヴェンナにあるモザイク教会の中で、最も豪華できらびやかに飾られています。
有名なユスティニアヌス帝と、その妻テオドラ妃のモザイクがあります。人物それぞれに、内面性を感じるような表情があり、石をはめ込んでいるとは思えない表現力です。
鉄道駅から少し離れていますが、ラヴェンナに来て、サン・ヴィターレ教会を見逃すことなかれ!
正面の通りの、左手の角にあるバールは安くて美味しかった!のですが、…名前を失念しました(涙)。
2.ガッラ・プラチーディアの廟
ラヴェンナの繁栄の基礎を作ったとして名高い、ガッラ・プラチーディアのお墓です。
サン・ヴィターレ教会の敷地内にあるぽつんとした小屋ですが、忘れずに行きましょう!
ここのモザイクも大変に素晴らしく、豪華絢爛なサン・ヴィターレ教会と比べると、お墓ということもあり、どこか落ち着くようなモチーフのモザイクが続きます。
特に、青色に金色の星が描かれている天井は、別世界のような美しさです。パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂の青天井は、ここの天井からインスピレーションを得たのでは?などという説もあります。
有名な「よき羊飼いの図」は、入り口の背後にあって、出るときに「あっ!」と気付きます。
このガッラ・プラチーディアへの入場には、3/1~6/15の期間には、共通券に追加で€2が必要になります。この期間以外であれば、共通券を持っていればフリーパスです。この、観光シーズンともオフシーズンとも言えない微妙な時期にだけ、追加料金が取られる理由はかなり謎です。
3.サンタポッリナーレ・ヌオーヴォ聖堂
「地球の歩き方」には個別に紹介されていませんが、必見のモザイク教会です。
左側の壁に聖女の行進、右側の壁に聖者の行進がずらーっと続き、圧倒されます。
サン・ヴィターレ教会の荘厳さとも、ガッラ・プラチーディアの廟の幻想感ともまた違う、端正・静粛な雰囲気のモザイク美術です。
4.ネオニアーノ洗礼堂
ドゥオモの近くにある、小さな洗礼堂です。天井も壁もモザイクだらけです。
植物モチーフや、椅子や本などの調度品のモザイクが多く、とにかく細部までびっちりモザイクだらけです。
目線の高さにもモザイクがあるため、ラヴェンナで、一番至近距離でモザイクを鑑賞できる場所かもしれません。
5.大司教博物館(サンタンドレア礼拝堂)
ネオニアーノ洗礼堂からさらに奥に行った場所にある、大司教博物館内のサンタンドレア礼拝堂にも、必見のモザイクがあるそうです。
なぜ伝聞で書いているのかというと、なーんと、休みだったので入れなかったんです(涙)。おそらく工事中だったのではないかと。
共通券(Biglietto unico)の公式サイト
http://www.ravennamosaici.it/(英語版)
こちらのサイトで、各見どころの開館時間などを確認できます。
共通券に含まれないラヴェンナの観光名所
アリアーニ洗礼堂
駅と中心部を結ぶ途中にある、小さな礼拝堂。天井が、きらびやかな12弟子に取り囲まれた、イエスの洗礼を描いたモザイクで飾られています。
保存状態がよいのか、モザイクの輝きが素晴らしいです。川の中で洗礼を受けているイエスの身体が、水に透けて見えていて、非常に丁寧に作られています。
私が入った2009年には無料入場だったので2回も入っちゃいましたが、現在は入場料€1必要なようです。€1で、こんな美しいモザイクが見れるなら、お安いものだと思います!
共通券には含まれませんが、訪問しやすい場所にありますし、たったの€1ですので、こちらもぜひ訪問してください!(私、ラヴェンナの回し者みたい…)
サンタポッリナーレ・クラッセ聖堂
サンタポッリナーレ・クラッセ聖堂は、中心街になく、バスか鉄道を使って行くクラッセ地区にあります。
やや離れた場所にありますが、ここのモザイクも必見です。
アクセス方法など、詳しい情報は、下記のページにまとめてあります。
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