サン・ジミニャーノには、ドゥオモ広場以外に、チステルナ広場という市民憩いの場があります。
真ん中に印象的なチステルナ(井戸)があり、この井戸にちなんで「チステルナ広場」という名前で呼ばれています。
このチステルナ広場に行くと、観光客が地元の人かにかかわらず、広場でジェラートを食べている人が多いです。
この広場には、世界的に大変に有名なジェラート屋さんがあるんです!
ジェラート世界チャンピオンの店 Gelateria Dondoli
サン・ジミニャーノといえばこのジェラート屋!と言われるのが、このチステルナ広場にある「ジェラテリア・ドンドリ(Gelateria Dondoli)」。「広場にあるジェラート屋さん(Gerateria di piazza)」という通称で呼ばれることもあります。
ここのジェラートは全て手作りです。
作っているのは、ジェラート職人(親方?)のセルジオ(Sergio)さん。親しみやすく、明るい人柄で、観光客が大好きです。私が行ったときも、ちょっと寒くて人が少なめだったこともあり、絡まれました(笑)。
このセルジオさん、ただのおじさん(失礼!)にしか見えないのですが、2009年に、ミラノで開かれた大会で、ジェラートチャンピオンの称号を勝ち取っています。
そのため、お店にも日本語で「アイスクリームチャンピオン」と書いてあります。日本のテレビでも何度か紹介されていて、「世界ふしぎ発見」の写真が飾ってありました。
こういう有名なジェラテリアは、そこらへんにあるジェラテリアと何が違うかというと、素材が違うんですよね。ここのジェラテリアも、素材は厳選していて、
しかもセルジオさんは、ビタミン、食物繊維、プロテイン、ミネラルなど、栄養にも気を配って作っているそうです。
また、他のジェラテリアではあまり見かけない、オリジナルのフレーバーが多いことも特徴です。
おすすめは何と言っても、サン・ジミニャーノの聖女の名前が付けられている「Crema di Santa Fina」。サン・ジミニャーノ特産のサフランを使ったジェラートです。私が行ったときも、セルジオさんがおすすめしてくれました。
他には「Zabaione di Vinsanto」も、サン・ジミニャーノ産のヴィンサント(デザートワイン)を使ったご当地ジェラートです。
サッカーファンには、フィオレンティーナカラーの紫色をした「Curva Fiesole(フィオレンティーナの熱狂的なファンが座る席の名前)」もおすすめです。期間限定フレーバーだそうで、私が行ったときは、残念ながらありませんでした。
私は、「Crema di Santa Fina」の他に、「Frutti di bosco(森のフルーツ)」というシャーベットも食べました。シャーベット類は、グルテン・乳脂肪分フリーでヘルシーです。
サン・ジミニャーノを訪問した際は、塔の風景を楽しむだけでなく、「Gelateria Dondoli」のジェラートを味わうことを忘れずに!