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アグリジェントへのアクセスはやや難!

アグリジェント

シチリア島の南海岸に位置するアグリジェント。海の向こうはアフリカ大陸です。

アグリジェントは、シチリア島でも、やや辺境に位置していて、他の観光地からアクセスしにくいのが難点です。

直線距離で見ると、シラクーサやラグーザなど、東南部とは近く感じるのですが、これらの町とは公共の交通機関でスムーズにつながっていません。

西部のトラーパニやマルサラなどからも、距離の割には、公共交通機関を使うと、時間がかかります。

アグリジェントへは、パレルモから行くのが一番簡単です。

パレルモからは、電車でもバスでも行けます。どちらも所要時間は2時間くらいです。

私は、行きはバス、帰りは電車を使いました。バス・電車それぞれのアクセス方法と、どちらを使ってアグリジェントへ行くのがベターか、考察してみました。

パレルモからアグリジェントへバスで行く方法

アグリジェント行きのバス

パレルモ-アグリジェント間のバスは、Cuffaro社とF.lli Camilleri Argento & Lattuca S.r.l.社(長い…覚えられない)の2社が運行しています。

どちらの会社のバスも、パレルモのVia Balsamoという、鉄道駅を背にして右手の方に伸びている通りから出発します。バスターミナルからの出発ではないので、注意して下さい。

アグリジェント行きバス停

このバールの前がバス停です。このバールでは、アグリジェント行きのバスの時刻表がもらえます。2社合わせると、平日13便、1~2時間に1本程度の便があります。土曜はやや減便、日曜はグッと減って4便になってしまうので、注意してください。


グーグルマップだとココ!

私はCuffaro社のバスを使いましたが、Cuffaro社のバス切符は運転手さんから購入するように言われました。Cuffaro社は片道€9。当日中の往復は€14.2。

おそらくですが、F.lli Camilleri Argento & Lattuca S.r.l.社の方は、このバールで切符を販売していたようでした。

アグリジェントまでは2時間と言われてましたが、道路が工事中だったこともあり2時間半かかりました。

トイレ休憩は、だいぶアグリジェント寄りの、ガソリンスタンドのような所で一回だけありましたが、ほとんど誰も降りず(バスが遅れていたため?)行きづらかったです。

アグリジェントでは、市街地の北の方にあるバスターミナルに到着します。このバスターミナルは、「神殿の谷」へ行くミニバスの始点にもなっています。

パレルモからアグリジェントへ鉄道で行く方法

アグリジェント駅の電車

パレルモ-アグリジェント間をTrenitaliaの鉄道を使って行く場合は、所要時間は2時間11分、一日10便前後です。運賃は€9。

アグリジェントの鉄道駅は、アグリジェントの新市街の南側にあります。

「神殿の谷」へ行くミニバスには、鉄道駅を出て、駅前広場の先にあるバス停からも乗車できます。

パレルモからはバスと電車どちらで行くのが正解?

アグリジェント駅

さて。所要時間も運賃もほぼ同じのバスと鉄道(当日往復だとバスの方が安いですが)。どちらを使ってアグリジェントへ行くのが賢い選択でしょうか。

これ、実際に使った人の意見もマチマチなのですが、問題は、電車が遅れるかどうかに尽きます。シチリアの電車は遅延が多いことで有名なのです。

私は、行きはバス、帰りは鉄道を使いました。

私が利用した際は、電車の遅延は全くありませんでした。それに対し、バスの方は道路が混んでいて、2時間半もかかり、トイレ休憩もかなり後の方だったので、非常にしんどかったです。

私の経験から言うなら、断然鉄道推しです。トイレも電車内にあるし!アグリジェントの鉄道駅はとても綺麗なので、電車を待つ間もゆったりとすごせます。

しかし、電車の遅延に遭ってしまった人は、皆、声をそろえてバスを推しています。 まあ、当然ですよね。

以上の情報を踏まえて、私が次にアグリジェントに行く機会があったら、どう行動するかを考えてみます。

まずは、切符を購入しない状態で、鉄道駅に行きます。電光掲示板を確認して、その時点で電車に遅延が生じてなければ、そのま切符を購入して電車に乗ります。もし、いろいろ遅れが生じていたら、バス乗り場の方に移動します。

パレルモでは鉄道駅とバス乗り場は近いので、鉄道駅とバス乗り場の移動には時間がかかりません。

アグリジェントの方は、鉄道駅とバスターミナルがやや離れていますが、5~10分程度で移動できます。バス乗り場に移動したら、目の前でバスが行ってしまったということにならないように、事前に時刻表は確認しておきましょう。

アグリジェント市街地から「神殿の谷」へ行く方法についてはこちらから
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この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。