この記事はアフィリエイト広告を利用しています。

州立考古学博物館でテラモーネのオリジナルを見よう!

アグリジェントといえば、ギリシャ神殿や古代遺跡がダイナミックに壮大に広がる、「神殿の谷」が一番の人気スポットです。

アグリジェントでは「神殿の谷」だけを見て帰るという旅行者も多いですが、ぜひ併せての訪問をおすすめしたいのが、州立考古学博物館。

この考古学博物館では、アグリジェントの遺跡から出土した遺跡品を、多数展示しています。

ここでどうしても見てほしいものは、何といっても「テラモーネ」のオリジナル!

「テラモーネ」とは、人の形をした柱のことで、アグリジェントの「神殿の谷」のジョーヴェ・オリンピコ(ジュピター神殿跡)で発見されました。

アグリジェント「神殿の谷」

「神殿の谷」では、テラモーネが発見された場所に、ごろんと人型の柱が転がっていますが、実はコレはレプリカです。

本物は、この州立考古学博物館に大切に保管されています。

テラモーネ

柱として使われていた当時の雰囲気がわかるように、立てて展示しています。この隣に人に立ってもらうと、本当に大きいのがよくわかります。

いくつか頭部のみのテラモーネも発見されていて、この博物館に展示されています。

アグリジェントの「テラモーネ」

何だかやさしそう!?

また、このテラモーネ展示の近くには、実際にテラモーネが、どのような形でジュピター神殿を支えていたのかを再現した模型があります。

アグリジェント考古学博物館

テラモーネの大きさを見た後にこの模型を見ると、テラモーネが支えていたジュピター神殿が、どれほど巨大だったかを思い知らされます。

テラモーネのオリジナルが最大の見どころである、アグリジェントの州立考古学博物館ですが、他にもアグリジェントの遺跡や、近場の遺跡から出土した遺跡品をたくさん見ることが出来ます。

陶器に描かれたヘルメス

陶器に描かれたヘルメス

アグリジェントの青年像

アグリジェントの青年像

展示物をゆっくりと見学するなら、アグリジェントの州立考古学博物館の観賞にかかる所要時間は、1時間くらいは必要です。

アグリジェントではあまり時間がなく、博物館ではテラモーネのオリジナルだけ見たいという場合は、時間を決めて見学するようにしましょう。

州立考古学博物館は、神殿の谷との共通券があります。私が行ったときは5日間有効で、神殿の谷と同じ日に訪問しなくても大丈夫でした。

アグリジェントの州立考古学博物館の前はパノラマスポット!

アグリジェント

アグリジェントの州立考古学博物館は、高台にある市街地と、その下に広がる「神殿の谷」の真ん中にあります。

そのため、「神殿の谷」より少しだけ高い位置にあり、「神殿の谷」を眺めるにはちょうどよいスポットになっています。

博物館の前から、エルコレ神殿、コンコルディア神殿、ヘラ神殿まで全て見渡せます。

神殿の谷全体を見渡すパノラマスポットとしては、アグリジェントではここが一番でした。博物館に行ったら、ぜひ博物館前から「神殿の谷」の風景を楽しんでください。

市街地から州立考古学博物館へバスで行くには?

アグリジェントの市街地から州立考古学博物館へは、TUAバスを使って行けます。

TUAバスの1、2、3/(3の下にスラッシュが入ってます)が博物館前を通ります。降りる人がいる雰囲気がないと通り過ぎてしまうらしいので、乗る前に運転手さんに、博物館で降りたいという旨を伝えてから乗るのが無難です。

2/というバスは、2の反対回り路線で、市街地から行く場合、博物館は遠回りになってしまうので、注意してください。

いずれにせよ、TUAバスはなかなか難しく、路線も微妙に変更があったりするので、博物館に行きたいという旨を運転手さんや周りのスタッフに伝えて、正しいバスに乗せてもらいましょう。

市街地に帰る場合は、バスが来たら大きなジェスチャーをして、バスを停めましょう。気付かれずに、猛スピードで走り去られてしまったという報告を見るので…。

アグリジェントでのTUAバスの乗り方については、こちらのTUAバス攻略法の記事もご参照下さい。

州立考古学博物館は歩いて行ける?

州立考古学博物館は、市街地と「神殿の谷」の中間にあるため、その気になれば、市街地からも「神殿の谷」からも歩いて行けます。どちらとも約1㎞ほど離れています。

高低差は、高い順に市街地→博物館→神殿の谷ですので、歩く場合は、下り坂になるこの順番で回るのがおすすめです。

他のアグリジェント旅行関連記事もあわせてどうぞ



この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。