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ロコロトンドはとても小さな町です。

オフシーズンの3月に行ったためか、レストランの多くはお休み中でした。ほとんど選択肢がない状態で、ドゥオモ近くの「Trattoria Al Vecchio Arco」というお店に入りました。

中に入ると、お店のおじさんが地元のお友達とだべっていて、私たちが入店すると、とてもビックリしていました。

ここのお店は、そのおじさんがウェイターで、奥さんがシェフだとのこと。

シェフである奥さんが、すぐそこで開かれていた野菜市場で買いだし中で、すぐ戻ってくるから待っていてくれと言われ、前菜として出されたパプリカのマリネを食べながら待ちました。このマリネ、結構美味しかったです!

ロコロトンド

ちなみに、こちらが、すぐ近くで開かれていた野菜市場。ロコロトンドがあるプーリア州は、天候が良く、野菜が美味しいことで有名です。ロコロトンドでは、ぜひプーリアの太陽をたっぷりと浴びた野菜で、ビタミンをいっぱい摂りましょう!

さて、「Trattoria Al Vecchio Arco」は、一応壁にメニューが貼ってあったのですが、そのメニューは、夏場のものだということで、オフシーズンはメニューがなく、その日作れるもので用意すると言われました。

ウェイターのおじさんと交渉しながら、プーリア特産のオレッキエッティというパスタと、肉料理を注文しました。オフシーズンにこのお店に入る場合は、イタリア語が片言でも話せないと、注文に手間取るかもしれません

オレキエッティ

こちらがオレッキエッティ。オレッキエッティ(Orecchietti)というのは、イタリア語で「小さな耳」を意味する言葉で、日本語では「耳たぶパスタ」と呼ばれたりします。

確かに耳たぶによく似た形をしたパスタで、ソースが絡みやすいように、真ん中がくぼんでいます。食感がもちもちとしていて、見た目よりもずっと美味しかったです。

食事だけ済ませるつもりだったのですが、ウェイターのおじさんが、「妻が作るティラミスは本当に美味しいからおすすめだよ!」とプッシュしてきたので、ティラミスもオーダーしました。

ロコロトンドで食べたティラミス

そしたら!おじさんの言う通り、本当にティラミスが美味しかったです!いかにも手作りという味で、なかなか今まで食べたティラミスとは違う、独特の美味しさがありました。秘伝のレシピで作っているのかもしれませんね。

イタリアでは、有名店でティラミスを食べたこともあるのですが、今のところ、このお店で食べた奥さんの手作りティラミスがナンバーワンです。このティラミスを食べるためだけに、お茶休憩でこのお店を利用してもいいかもしれません。

3人でランチを食べて、ちょっと我々は小食気味ではありますが、トータル€46でした。最高級のイタリアンという味ではありませんが、手作りの、家庭的な味を楽しめるトラットリアです。

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この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。