ロコロトンドに行くなら、天気のよい日がおすすめです。プーリア州の濃い青空に、ロコロトンドのつるんとした白い町並みが、よく映えます。
ロコロトンドは、真っ白な町並みを楽しむ町なので、特別どこかを訪問する、という感じではありません。
とはいっても、ロコロトンドに行くなら、ぜひ足を運んでほしい場所もあります!
私がロコロトンドを訪問した経験から、ロコロトンドの見どころや、歩き方をご紹介します。
マドレ・サン・ジョルジョ教会
マドレ・サン・ジョルジョ教会(Chiesa Madre San Giorgio)は、ロコロトンドの守護聖人である、聖ゲオルギオスに捧げられた、ロコロトンドで一番大きな教会です。サン・ジョルジョというのは、聖ゲオルギオスのイタリア語での読み方です。
18世紀末から19世紀初頭にかけて作られた、ネオ・クラシック様式の比較的新しい教会です。
この教会自体は新しいですが、もともと、この場所には「サン・ジョルジョ教会」と「マドレ教会」という2つの教会があったそうです。その2つの教会跡地に建てられたため、教会の名称も、2つの教会名を合わせた名前になっています。
ロコロトンドの町並みによく似合った、清純で美しい教会です。
町の門前の市立公園からのパノラマ
ロコロトンド駅からロコロトンド旧市街へ向かった時に、町に入る門の前に、小さな公園があります。
ここからは、高台の町ロコロトンドから、眼下に広がるイトリアの谷を見おろすことができます。
オリーブ畑の中にぽつぽつと点在する、のどかなトゥルッリの風景を眺めることができます。
トゥルッリが密集して集落を作っているアルベロベッロとは、また違ったトゥルッリの姿を楽しめます。
町の下からロコロトンドを見上げるポイント!
ロコロトンドは、真っ白でつるつるした旧市街の中も楽しいし、高台から見おろすオリーブ畑withトゥルッリの風景も素敵ですが、下から見上げる旧市街の姿も、ぜひ見ておきたいです。
下から見上げるロコロトンドの丸くて白い旧市街は、まるで天空に浮かんだ、白いメルヘンの世界のようです。
実は、スド・エスト線を走る電車の中からも、まるいロコロトンドの遠景を見ることができるのですが、その姿が見えるのは、ロコロトンド駅とマルティーナ・フランカ駅の間です。
スド・エスト線は、バーリ発の場合、アルベロベッロ→ロコロトンド→マルティーナ・フランカの順になるので、アルベロベッロからロコロトンドへ行く場合は、車窓からその遠景を拝むことができません。
その場合は、ロコロトンド旧市街から、階段をつかって下に降りると、ロコロトンドのまるくて美しい姿を見上げることができるポイントがあるので、ぜひ、下まで降りてみましょう。
町の下に降りる道は、私が発見しただけでも2つあり、町の奥を丸く囲んでいる、ナルデッリ通りから下に続いている階段を下りていくか、緩やかな下り坂を下ります。緩やかな下り坂の方は、途中にトゥルッリもあります。
下りきったところで、後ろを振り向くと、ロコロトンドのまるくて美しい姿がそこにありますよ!
ナルデッリ通りはココ!