【目次】
ナポリのホテル探しは治安対策を一番に考えよう
ナポリは大きな都市なので、ローマからの日帰りではなく、宿泊観光がおすすめです。
しかし、ナポリというと、どうしても心配になるのが町の治安。
実際に足を運んだ感想としては、ナポリの治安の悪さは「恐れていたほどではなかった」です。
それでも、南イタリアの大都市ということもあり、やはり他のイタリアの町とは違う、妙な熱気、妙な不安感というものはありました。
ナポリで宿泊する際は、やはり一番に考えたいのが、安全に観光するには、どこに宿泊するのがよいか、ということです。
ナポリで宿泊するのにおすすめの安全なエリアはどこ?
治安がよいのは明るく開放的な海岸沿いのエリア
ナポリで治安が一番良い場所と言えば、海沿いのサンタ・ルチア港周辺です。
この周辺は夜でも街灯が明るく、ナポリの地元民より観光客が多いエリアなので、観光地特有の安心感があります。
このエリアには高級ホテルが多いですが、個人経営のよりリーズナブルな価格のミニホテルも見つかります。
ナポリ滞在中にカプリ島へ行くならベヴェレッロ港近くの宿泊もあり!
海沿いの、サンタ・ルチア港からやや鉄道駅寄りに、カプリ島行きの船が出るベヴェレッロ港があります。
ナポリ滞在中にカプリ島へ日帰りする予定があるなら、このベヴェレッロ港周辺の宿泊が便利です。
ベヴェレッロ港周辺は、サンタ・ルチア港周辺に比べると、ややリゾートっぽい雰囲気が落ちますが、その分、経済的なホテルも見つかりやすいです。
美しくなった地下鉄1号線の駅近くの宿泊もおすすめ
ナポリはそれなりに大きな町なので、徒歩だけでなく、地下鉄を組み合わせて観光すると効率的です。
地下鉄2号線は古くて怖くてあまりおすすめしたくない路線ですが、近年工事が完了してオープンした地下鉄1号線は、キレイで明るくて、安全に利用できるそうです。
この地下鉄1号線の駅近くに宿泊して、ナポリ中央駅への移動など、地下鉄移動を楽にするのもいい考えだと思います。
ナポリで私が宿泊したホテルをご紹介
ラテ リエ/ラッテエリエテ(Latt e Liett)
私は、ナポリ滞在中にカプリ島へ行く予定があったため、カプリ島行きの船が出るベヴェレッロ港のすぐ近くに宿泊しました。
口コミがそこそこ良く、宿泊代も二人で€70(3月の値段)とリーズナブルだったので、選んだのが「ラテ リエ(Latt e Liett)」。フランス語読みだと「ラテリエ」で、イタリア語風に読むと「ラッテエリエテ」です。
ベヴェレッロ港は歩いて1~2分くらいで、すぐそこでした。カプリ島では船酔いして(そのあげく青の洞窟に入れなかった)、グッタリと帰ってきたところ、港からすぐホテルに帰れたのは、とても助かりました。
ナポリ中央駅からは、スーツケースを持って歩ける距離ではなかったため、シャトルサービスをお願いしました。今では、地下鉄1号線が開通しているので、地下鉄Municipio駅がすぐそこにあり、私が利用した時より便利になっていると思います。
ナポリ市内の観光であれば、国立考古学博物館あたりまでは、普通に歩いて行ける距離でした。こちらも今では地下鉄1号線を使って、ナポリ市内あちこちにアクセスできます。
ラテ リエ(Latt e Liett)の部屋は、大きな古いビルの中にあります。ビル全体がこのホテルなのではなく、その中の何室かがホテルとして改装されていて、24時間体制のフロントはありません。
ただし、おそらくですがオーナー家族は同じビル内、少なくとも近くに住んでいるのではないかと思います。オーナーのマンマが、夜遅くにケーキを焼いて持ってきてくれたので。
室内にはキッチンがついているので、自炊したい人、ピザなどの持ち帰りを室内で食べたい人には助かります。ナポリは、夜遅くの外出は控えたい町なので、ホテルの室内で夜ごはんが食べられると便利です。
私が宿泊した2010年は、朝食はおやつ程度のものが置いてあって、コーヒーはエスプレッソマシーンを使って自分で淹れる方式でした。
難点は、シャワーがタンク式で、一度に多くのお湯が使えなかったことです。複数人数で泊まる場合は、時間をおいてシャワーを浴びた方がよいです。また、シャワーの勢いも弱かったです。
ホテルは、大通りに面しています。この大通りは交通量が多いです。車の騒音がうるさかったという口コミもありましたが、私はあまり気になりませんでした。
逆に大通りに面しているので、車、人通りともに多く、治安という面では安心感のある場所でした。
大通りの向こう側はすぐ海です。ベランダから海とヴェスーヴィオ火山が見えて、ホテルに帰ってからもナポリ気分が味わえました。
そんな感じで、100点満点というホテルではありませんでしたが、立地の便利さと、宿泊料金の安さを考えると、まずまず良かったかな、というのが感想です。
特に、ナポリ滞在のメインのひとつがカプリ島という人にとっては、青の洞窟に何回でもチャレンジする気になれる立地ですので、おすすめです。
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