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ナポリのピザの窯

日本人にとって、イタリア料理の代表の一つと言えばピザです(イタリア語では「ピッツァ」)。

イタリア全土、どこでもピザが美味しく食べられるというイメージがありますが、実際のイタリアは、「イタリア料理」とひとくくりにするのは難しいくらい、各町ごとに郷土料理があり、それぞれ違いがあります。

では、イタリアでピザが美味しく食べられる町はどこかというと、ずばり、ナポリとローマです。ナポリピッツァ(別名ピッツァ・ナポレターナ)はもちもちした生地、ローマ・ピッツァは薄くてパリッとした生地です。

特にナポリは、ピザ発祥の地として知られています。こんなにピザが世界で市民権を得るようになったのは、ナポリからアメリカへ多くの人が移民した時代に、ナポリ人がアメリカにピザを持ち込み、アメリカでピザが大ヒットしたからだとか。

そういうわけで、ナポリに来たからにはピザを食べなきゃ!です。ピザは安いですし、まさしくナポリらしく、庶民の味方の食べ物ですね。

日本で、チェーン店のピザなどを食べたことがあり、「別にピザはそんなに好きじゃない」という人も、ナポリではピザを食べてみることをおすすめします。

まさしくこの私が、それほどピザは好きではなかったのですが、ナポリでピザを食べて、「私が今まで食べてきたピザは、真のピザではなかったんだ!」と考えを改めました。

 ナポリで食べたい女王のピザ「マルゲリータ」

ナポリのピザ

ナポリのピザ屋さんで、必ずメニューにあるのが「Pizza Margherita(ピッツァ・マルゲリータ)」です。

トマトソースベースに、モッツァレラチーズとバジルの葉が載った、シンプルな味わいのピザです。

このピザが「マルゲリータ」という女性名で呼ばれるのは、19世紀末の、サヴォイア家の女王マルゲリータに由来しています。

マルゲリータ女王がナポリを訪問した際に、このピザが献上され、ピザの三色の色合いがイタリア国旗に似ていることから、女王がとても気に入ったというエピソードがあります。

ナポリのピザ屋さんのメニューには、いろいろな種類があって、どれを選ぼうが迷ってしまいますが、迷った場合は、ズバリ、この名物のマルゲリータをオーダーしましょう!

 ナポリのNo.1ピッツェリア「Di Matteo」

私が宿泊したB&Bのオーナーが「ナポリナンバーワンのピッツェリア(ピザ屋)」と称したのが、スパッカ・ナポリ地区にある「Di Matteo」です。

店内は広く、混雑していて、庶民的な熱気があふれています。

最初に入店したときは、上記のマルゲリータと、ホワイトチーズベースにルッコラが載っているピザを注文しました。

ここのピザは、美味しいのは言うまでもなく、安い!そして、デカい!

€3からピザが注文できます。そして、デカすぎて、女性一人で食べきるのは至難の業です。

二人で入店する場合は、最初に1枚頼んで、もう1枚行けそうだったら追加でオーダーするか、もしくは食べ残しは箱に入れて持ち帰れるので、食べ切れなかったら「Posso portare via(ポッソ・ポルターレ・ヴィア)?」とスタッフさんに声をかけましょう。

そして、我々がこのマルゲリータ等々を美味しく頂いている傍らで、いろいろなテーブルでオーダーされていたのが、デッカイ胃袋を揚げたみたいな形をしたピザ…。

これがあまりにも美味しそうだったので、ナポリの強行日程の中、最終日の夜にもう一度「Di Mattteo」に突撃し、この胃袋ピザをB&Bに持ち帰りました。

胃袋ピザの正体は、「Pizza fritta(ピッツァ・フリッタ)」と呼ばれる揚げピザでした。

もう、この「Pizza fritta」はね、人間を幸せにするピザでしたよ!私は実は、雑然として騒々しいナポリという町はあんまり好きになれないなあと、旅行中は思っていたのですが、このピザを食べたら、「またナポリに戻ってこなきゃ」と思ったほどでした(笑)。

イヤ、本当にナポリは、カラヴァッジョ作品とか見逃したものが多いので、再訪しなきゃいけない町なのですが、この揚げピザをもう一度食べるということも、再訪の大きな大きなモチベーションです。

この揚げピザも非常に安いです。持ち帰りで€3.5でした。2010年の値段なので、もしかしたら少し値上がっているかもしれませんが。

ナポリに行く方は、ぜひDi Matteoで、本場のピザを食べて幸せになってくださいませ!

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