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モンタニャーナ

モンタニャーナには、「美しい城壁」「ジョルジョーネが描いたかもしれないフレスコ画」に加えて、もう一つ、忘れてはならない名物があります。

それは、モンタニャーナ産の生ハムっ!

イタリアで生ハムと言えばパルマ近辺が有名ですが、モンタニャーナの生ハムも、負けないくらいの品質を誇るとのこと。

モンタニャーナのような小さな町は、私のようなイタリアマニアでも、そう何回も足を運ぶ機会はないでしょう。

モンタニャーナに行くからには、見逃せない…いや、食べ逃せない生ハムっ!

というわけで、忙しいモンタニャーナ滞在ではありましたが、生ハムもゲットして参りました。

生ハムを買うのは「Bottega Mantoan」がおすすめ!

モンタニャーナの城壁の外には、「DANIOLO DESIDERIO di Daniolo Vittorio」という有名な生ハム工場や、「ATTILIO FONTANA PROSCIUTTI SAS」という生ハムの老舗があります。

ですが、前者は販売店ではなく工場であり、生ハムを少し購入できないかと聞いてみたところ、最小単位で0.8㎏からしか販売できないと言われました。生ハム800グラムを、ホテルに持って帰って二人で食べるのはちょっと厳しい…。

また、後者は冬季のお昼だったせいか(昼休み?)、閉まっていました。

そこで、モンタニャーナの城壁内の、地元の人たちも気軽にハムを買っているお店「Bottega Mantoan」で、生ハムを購入しました。

モンタニャーナ

店主の男性は物腰がやわらかく、親切で、いろいろ試食させてくれました。温かい目で私たち観光客を見守っていたのが、とても印象的でありました。

イタリア語が分からない…という場合は、「プロシュット・クルード・ディ・モンタニャーナ!」と訴えれば、該当する生ハムを教えてくれます。

モンタニャーナ

ちなみに、私が購入した生ハムの正式名称は、「Prociutto Crudo Dolce”Soranzo”」という生ハム。100~200グラムほど購入して、€3.5でした。

甘口のモンタニャーナ産の生ハムで、「Soranzo」という工場が作った生ハムです。

前述した「DANIOLO DESIDERIO」や「ATTILIO FONTANA」の生ハムも、このお店で販売していたので、工場見学がしたいのでなければ、わざわざ城壁外まで行く必要はなさそうです。

ホテルに持ち帰って、夕食に食べました。マイルドな口当たりで、塩辛さがなく、身体にやさしい感じがしました。


「Bottega Mantoan」の場所はココ!

「Veneto Berico-Euganeo」とは?

モンタニャーナ

モンタニャーナの生ハム情報を調べていると、よく、「Veneto Berico-Euganeo」という名称が出てきます。

私は、これは生ハムの名前なのかな?と思っていましたが、ちょっと違うようです。

イタリアには「原産地名称保護制度(DOP)」という、ちょっと聞き慣れない制度があります。

地元の食材、ローカルフードを大事にするイタリアらしく、特定の地域で、特定のレシピで作られた食材を、ブランドとして保護するための制度です。

日本の食材で、ざっくばらんに例えると、大阪で作られたたこ焼きに「大阪ブランド」という印をつけるような感じです。

モンタニャーナ周辺の生ハムは、このDOPの対象となっていて、「Veneto Berico-Euganeo」というブランド名がつけられています。

モンタニャーナ周辺の生ハム工場は、それぞれ自社独自の生ハムを作っていますが、一定の条件を満たしていると、このブランド「Veneto Berico-Euganeo」を名乗ることができます。

こういった仕組みなので、「Veneto Berico-Euganeo」を認定されている生ハムすべてが、同じ場所で作られた、同じ味のものというわけではありません。

ちなみに、私が食べた「Soranzo」社や、「DANIOLO DESIDERIO」「ATTILIO FONTANA」の生ハムは、この「Veneto Berico-Euganeo」の認定を受けています。

日本にハムは持ち帰れないので注意!

モンタニャーナ特産の生ハム。

そんなおいしいなら、真空パックのものを、日本におみやげで買って帰ろう!と思っちゃいますよね。

ですが、現在、海外から日本への肉類の持ち込みは、非常に厳しく制限されています。

くわしくは農林水産省の動物検疫所のページに書いてあります。

このページ、ナナメ読みするだけでは、イマイチ内容が頭に入って来ませんが、要するに、海外旅行のお土産でハムを含む肉類を日本に持ち込むのは極めて困難ということです。

イタリアから生ハムを持ち帰るのは潔くあきらめて、どうしてもという場合は、海外のお土産をオンライン通販で買えるサイトを利用しましょう→日本&世界の名産品をお取り寄せ&お土産に【JTBショッピング】



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この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。