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サン・マリノの観光汽車

サン・マリノには、鉄道駅がありません。

最寄りの鉄道駅は、イタリアのエミリア・ロマーニャ州、アドリア海沿いの町リミニにあります。

鉄道でリミニへ行き、リミニからバスでサン・マリノへ行くというアクセス方法が、もっとも一般的なサン・マリノへの行き方です。

まずは鉄道リミニ駅へ行こう!

リミニ駅

リミニは、ボローニャのあるエミリア・ロマーニャ州の東南端にある、アドリア海に面した町です。

ボローニャからリミニへは、急行電車のレジョナーレ・ヴェローチェ(RV)で1時間半程度、運賃€9.85。全席指定の特急frecciaを使えば1時間程度で着きますが、運賃は倍以上になります。

フィレンツェからリミニへ行くには、ボローニャ乗り換えです。最速はfrecciaを乗り継ぐ行き方で、2時間ちょっとです。ボローニャーリミニ間がRV利用であれば、2時間半くらいかかります。

ヴェネツィアからリミニへは、直通のfrecciaがありますが、2時間半以上かかります。

時刻表検索はTrenitalia(イタリアの鉄道)の公式サイトで

サン・マリノへフィレンツェかヴェネツィアから日帰りで行くのは無謀?

リミニへの所要時間を考えると、サン・マリノへ、公共交通機関を使って日帰りできる大都市は、ボローニャだけかなあと思います。

フィレンツェ・ヴェネツィアからの日帰りも、もちろんできないというわけではないです。

ですが、リミニからサン・マリノまでさらに1時間かかるので、片道3時間以上かけての日帰り旅行は、あまりおすすめできません。

リミニ駅からサン・マリノへバスで行く

リミニの鉄道駅からサン・マリノまでは、「Bonelli bus」というバスで、1時間程度です。運賃€5。

だいたい1時間に1本程度の便数があり、朝6時~夜7、8時くらいまで走っています。冬季は少し減便されます。

リミニでは夏季は鉄道駅が始発ではなく、冬季は鉄道駅が始発です。

いずれにせよ、鉄道駅から乗車するのがわかりやすいと思いますが、夏の混雑シーズンで、どうしても始発から乗りたい場合は、始発はマルヴェッリ広場(Piazza Marvelli)になります。

時刻表は「Bonelli bus」のサイトで確認できます。

サンマリノ行きバス時刻表

緑の矢印で示している部分がリミニとサン・マリノを結ぶバスの時刻表。「Orario invernale」が冬季の時刻表、「Orario estivo」が夏季の時刻表です。

ウルビーノからバスを使ってサン・マリノへ行ける?

この「Bonelli bus」という会社は、リミニーサン・マリノーウルビーノという路線も走らせています。

これを見た瞬間、私は「よし!ウルビーノ滞在中にこのバスでサン・マリノで行こう!」と思いましたが、このバス路線は、少なくともウルビーノからは使えません

ウルビーノ→サン・マリノは午後に2本だけ便があり、サン・マリノ→ウルビーノは、早朝の便が1本あるだけです。

この時刻表だと、どう考えても、ウルビーノからの日帰りは無理です。このバスは、リミニ方面からウルビーノ方面へ行く学生さんが、行き帰りに使うためのバスなのでしょうね。

逆に、サン・マリノからウルビーノへ日帰りすることは、理論上は可能です。

時刻表を見てみたい方は、「Bonelli bus」のサイトでどうぞ。

ウルビーノからサン・マリノへタクシーで行くといくらかかる?

ウルビーノタクシー乗り場

私は、サン・マリノへはウルビーノから行きました。上記のように、バスは利用できなかったため、人数が3人だったこともあり、タクシーを利用しました。

タクシーで所要時間ちょうど1時間くらい、運賃は€90程度。往路に使ったタクシー運転手さんと約束して、帰りは迎えにきてもらいました。

一応、サン・マリノにはたくさんタクシーが待機していたので、必ずしも帰りも迎えに来てもらう必要はなかった感じでした。

逆にウルビーノのタクシーは少ないです。タクシー乗り場は、ウルビーノ旧市街のレプッブリカ広場、バスターミナルのメルカターレ広場と2カ所ありますが、タクシーがいない場合は、メルカターレ広場の観光インフォメーションで呼んでもらえます。

この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。