サン・マリノ共和国は、観光立国です。
世界中で読まれている、辛口で知られる観光ガイド本「ロンリープラネット」では、サン・マリノは酷評されています。「サン・マリノで何を買えばいいか。何も買わないのが一番いい」といった主旨のことまで書かれています。
実際にサン・マリノは、同じ観光大国のイタリアの町とくらべても、ちょっと観光客向けのベタな商売が多いと感じます。
とはいえ、サン・マリノに足を運ぶ観光客には、人気があることでもあるため、ちょっと紹介してみます。
こういうのは好き嫌いがありますので、興味のない方は、このコーナーはスルーしてくださいね。
1.サン・マリノ特産の切手を貼って手紙を出す
サン・マリノは、観光客向けに、珍しい切手を作ることで有名です。
ただし、切手コレクターでなければ、切手を買っても仕方がないので、お土産屋さんで絵はがきを買って、珍しい切手を貼って、誰かに(日本の自分の住所宛てでもOK)ハガキを出す方がおすすめです。
そうすると、サン・マリノの消印を押してもらえます。こんな小さな国の消印がついたハガキは珍しいので、記念になるでしょう。
切手はサン・フランチェスコ教会近くの「切手貨幣公社」という、立派な建物で販売しています。私が行った日は日曜日だったので、この「切手貨幣公社」が閉まっていました。
サン・マリノにはたくさんのお土産屋さんがありますが、切手を扱っているお店もあるので、「切手貨幣公社」が閉まっているときは、お土産さんで尋ねてみましょう。
私は日本にいる家族にハガキを出しましたが、到着までに1ヶ月かかりました。おそらく船便に乗ってしまったのかと。もっと早く着いてほしい場合は、大きく「AIRMAIL」と書けば、飛行機便に乗せてもらえると思います。
日本までハガキを出す切手代は、€2でした。
2.サン・マリノの入国スタンプをもらう
普通、どこかの国に入る場合は入国審査がありますが、サン・マリノでは、この入国審査がありません。
それでいいのか、サン・マリノ!と思いますが、考え方としては、イタリアの入国審査を突破して入ってきている人なら、サン・マリノにも入ってOKということだそうです。イタリアに全幅の信頼を寄せているサン・マリノ。
ですが、せっかくサン・マリノ共和国に来たからには、記念に入国スタンプを押したい方もいらっしゃるでしょう。
そんな観光客のために、サン・マリノの観光インフォメーションは入国スタンプ業務を請け負っていて、観光インフォメーションで入国スタンプを押してもらえます。
ただし、有料。入国スタンプが有料なんて、ちょっとビックリしますが、サン・マリノ特製の€5切手を貼られるので、€5です。
入国スタンプを押してくれる観光インフォメーションは、ココです。
城壁の外にも観光インフォメーションがありましたが、そこではスタンプ業務を扱っていませんでした。
3.サン・マリノではお釣りの硬貨をチェック!
独立国家サン・マリノは貨幣鋳造を行っています。
ということは、珍しいサン・マリノ硬貨が、お店でのお買いものなどのお釣りなどで出てくることがあります。
とはいっても、お釣りでもらえる硬貨のほとんどは、イタリア硬貨です。サン・マリノ硬貨が出てきたらラッキーくらいの確率です。
で、実はですね、サン・マリノのお土産屋さんでは、サン・マリノ硬貨をセットにして、合計金額以上(!)の金額で販売しています。つまり、お金を出せば、サン・マリノ硬貨は手に入ります。
でも、お金でお金を買うって、ちょっと私にはピンときませんけどね…。コレクターさんならこの気持ちわかるのかな。
お金でお金を買うほどのことはないな…という方は、せっかくお釣りでサン・マリノ硬貨をもらったのに、よく確認せずに使ってしまわないように、サン・マリノではお釣りをチェックするように心がけましょう。
- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
- 2024年11月17日宿泊税とは何か?イタリアではホテル代以外の料金が徴収される!
- 2024年11月17日イタリアのホテル朝食のすべて!量が少ないって本当?食べられる時間帯は?
- 2024年11月10日イタリアのホテル/B&B/アパートメント/ホステルの違いは?
- 2024年10月23日イタリアのホテル手配におすすめのホテル予約サイトはこの3つ!