【目次】
サン・ヴィート海岸の駅から徒歩圏内のトラボッキは5つ
サン・ヴィート海岸の見どころは何といってもトラボッキ!
トラボッキって何?という方はこちらへ→イタリア東部の風変わりな漁小屋「トラボッキ」は隠れた観光名所!
鉄道駅サン・ヴィート・ランチャーノ駅から、徒歩圏内にある5つのトラボッキを、駅から近い順にご紹介します。
トラボッコ・スル・モーロ
(Trabocco sul molo di Nicola Veri)
駅から海の方に出ると、すぐ見えてくる桟橋に、トラボッキが2つ並んでいます。
こちらは、陸に近い方のトラボッキ。1954年に建てられました。
二コラ・ヴェーリの息子が後に買い取ったことから、Trabocco Nicola Veriという別名も持っています。
駅からは徒歩5分強。
トラボッコ・プンタ・デル・ポルト
(Trabocco Punta del Porto)
桟橋にある、海に近い(陸から遠い)方の、白いトラボッキ。
第二次世界大戦後に、ヴェーリ兄弟、Paolo Di Cintioなどによって作られたものだそうです。
トラボッコ・アントニオ・ヴェーリ
(Trabocco Antonio Veri)
鉄道駅から比較的近く、徒歩15分くらいの、海岸の砂浜沿いにあるトラボッキ。
かなり近くまで行けるので、海や砂浜と一緒に見る風景は、迫力を感じます。
現在は、「Ristorante Trabocco Punta Fornace」というレストランになっていて、夏場だけ営業しているようです。
トラボッコ・プンタ・トゥルキーノ
(Trabocco punta turchino)
陸から突き出ている、細長い木製のタラップの先にある、特徴的な形をしたトラボッキ。
作家ダヌンツィオが、サン・ヴィートの別荘で書いた作品『死の勝利』の中で、「獲物を狙う巨大な蜘蛛の化け物のようだ」と描写したトラボッキで、サン・ヴィート海岸では最も有名なトラボッキです。
実際に、ダヌンツィオが過ごした別荘跡や、その近くのダヌンツィオ岬から見下ろすことのできるトラボッキです。
このトラボッキの近くには足場がないため、あまり近くまでは行けませんが、海に向かって伸びている姿は、哀愁のある美しさを感じます。
トラボッコ・アントニオ・ヴェーリのある砂浜からも、側面が見えます。真上から見たいなら、車道を上ります。真上から見るポイントまでは駅から徒歩で25分くらい。
トラボッコ・ソット・イル・コッレ
(Trabocco sotto il colle del Guardiano di Gnagnarella)
1850年頃にVerì Giovannantonioによって作られたトラボッキ。
ダヌンツィオ岬の近くにあり、岬の北部を流れる小川の名前から、「Punta dell’acqua viva」とも呼ばれます。
ダヌンツィオ岬から、下の散歩道のような道を下りていくと、近くまで行けるようですが、私がダヌンツィオ岬にいった時は薄暗い時間帯だったため、下には降りずに上から見学しました。
それ以外にも…
桟橋に2つトラボッキが並んでいるあたりの砂浜からは、左側のほうに、もう一つトラボッキが見えます。
ダヌンツィオ岬からは、トラボッコ・ソット・イル・コッレの右側遠くの方に、もう一つトラボッキが見えます。
ダヌンツィオ岬
ダヌンツィオ岬は、トラボッキの立ち並ぶサン・ヴィート海岸を見渡すパノラマスポットです。
左にも右にもトラボッキが点々と並んでいて、「これぞトラボッキ海岸!」と、テンションが上がる風景を拝めます。
ただし、サン・ヴィート・ランチャーノ駅からダヌンツィオ岬までは、上り坂の車道を、40分ほど歩きます。
坂道はそれほど険しくありませんが、途中は海の見えない道も多く、また、歩道が狭く、その脇を車がびゅんびゅん走るので、ちょっと恐かったです。実際にかかる時間よりも、歩いて長く感じるかもしれません。
私が調べた限りでは、駅からダヌンツィオ岬まで行くバスはいなかったです。
駅にはタクシーも待機していなかったので、徒歩以外の手段で行くのは難しそうです。
また、ダヌンツィオ岬に至るまでの道には、お店が少なく、途中休憩も難しそう。車道を上る前に、海辺近くの比較的お店が集まっているゾーンのバールで、トイレを済ませてから歩くことをおすすめします。
こちらはダヌンツィオ岬まで行く途中にある、作家ダヌンツィオの別荘です。ここまで歩いたら、残りは5~10分くらいです。
このポイントで、車道から逸れて、左側の歩道に入ると、すぐパノラマポイントがあります。右側の矢印は、おそらくレストランの看板なので、右側の車道に行かないように注意してください。
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- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
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