この記事はアフィリエイト広告を利用しています。

ウルビーノは、内陸部の山奥にあります。

鉄道は通っていないため、バスでアクセスします。

ウルビーノは、アドリア海沿いからアクセスするのが主流で、観光都市や主要都市が多い、ティレニア海側(イタリア半島西側)からのアクセスに時間がかかります。

そのため、大きな都市からウルビーノへの日帰り旅行は難しく、旅程に組み込みにくいのが難点です。

ですが、ウルビーノは、骨折りして足を運ぶだけの魅力がある町です。

時間はかかりますが、アクセス方法自体は難しくないので。ぜひウルビーノ行きにチャレンジしてみましょう。

ウルビーノへはペーザロから行くのがオーソドックス

ウルビーノへ行くには、アドリア海沿いの町ペーザロ(Pesaro)からバスで行くのが、一般的なアクセス方法です。

まずは鉄道ペーザロ駅に行こう

ペーザロ駅

ペーザロ(Pesaro)は、アドリア海に面したマルケ州の町です。

日本では無名な町ですが、夏場は音楽祭が開かれる、オシャレなリゾート地だそうです。

観光主要都市から、このペーザロに、たどり着くのがまずは一苦労です。

フィレンツェから行くと、ボローニャ乗り換えで、2時間15分~3時間程度。

ペーザロと同じアドリア海沿いにあるヴェネツィアから行っても、ほとんどがボローニャ乗り換えで3~4時間かかります。

ボローニャからはペーザロへは、1時間半程度です。

Trenitalia(イタリアの鉄道)の公式サイト

ペーザロからウルビーノへ

ペーザロの鉄道駅からウルビーノへ、adriabusという会社のバスが走っています。

このバスは、以前は各駅停車(46番・所要時間1時間強)と急行(CS/CD・所要時間50分)の二種類がありましたが、ウルビーノ行きは46番に統一され、CS/CDはウルビーノには行かなくなったようです。

現在走っている46番バスは、ペーザロからウルビーノまで所要55分です。1時間に1本程度の便数があります。

ペーザロ・ウルビーノ間のバスの運行状況は、2017年7月現在、変わったばかりのようで、公式サイトの情報も、古い情報と新しい情報が混在している感じです。

時刻表はよく変更がされるので、利用直前に確認することをおすすめします→Adriabusの公式サイト

ペーザロ・ウルビーノ間の時刻表は、頻繁に変わるため、確かなことは言えませんが、日曜日の運行は非常に少ない可能性があります。日曜日にこのバス移動を利用することがないように、予定を立てるのが無難です。

バス切符はどこで買える?

バス切符は、ペーザロ駅を出てすぐ右手にある売店で購入できます。

ペーザロ駅の売店

「Bigiletti」はイタリア語で切符のことです。お店の前に、このような表示があってわかりやすかったです。

この売店を通り過ぎて、もう少しバス停寄りの方にある売店でも販売していました。

ペーザロ駅のバス停はどこにある?

ペーザロのバスターミナルは、鉄道駅を背にして右手の方にあります。

私が利用した2014年は、46番バスは乗り場「A」からの乗車でした。

ペーザロのバス乗り場

ちょっと暗いけどバス乗り場

ペーザロのバス停

Aのバス停

ウルビーノ行きのバスに変更があった現在でも、このAのバス停から46番バスが出発しているかどうかは、定かでありません。

ペーザロからウルビーノに行く人は多いので、周囲の係員や、地元の人に聞いて、現地で確認してください。

ウルビーノではバスはどこに到着する?

ウルビーノのバスターミナル

バスはウルビーノのメルカターレ広場に到着します。

メルカターレ広場は城壁のすぐ外で、旧市街の入り口は、バスターミナルからすぐです。

旧市街と離れていないバスターミナルですが、高低差のあるウルビーノの、低い位置にあるので、ここから旧市街へは上り道となることを頭に入れておきましょう。

ウルビーノにはペーザロ以外からは行けないの?

上記のように、観光主要都市にそれほど近くないペーザロから、さらにバスに乗らなければならないウルビーノ。

ハイ、レンタカー以外の旅行者にとっては、ウルビーノは「行きづらい町」と呼んで差し支えありません。

ウルビーノに鉄道駅があるかのように、線路が描かれている地図を時々目にしますが、あの線路は廃線です。あな悲し。

何とかして、スムーズな移動ができないかと、あれこれ調べたのですが、ウルビーノと交通公共機関で、ペーザロ以外で直接つながっている(観光に)主要な町は、私が調べられた限りでは、サン・マリノ(Bonelli Bus)、リミニ(Bonelli Bus、Ruocco社)、ペルージャ(Ruocco社)、サンセポルクロとアレッツォ(baschetti社)です。

しかし、ほとんどが、一日に1、2本だし、HPが見られない会社もあるし、Ruocco社なんか、アッシジともつながってるよ!とかHPに書いているくせに実際にはアッシジとはつながってなかったし!

というわけで、よっぽど旅程と時間が合って、しかも確実に運行している証拠をつかまない限りは、なかなか当てにしづらいです。

Ruocco社の1日1本のバスでウルビーノからペルージャへ

ウルビーノに来たRUOCCO社バス

<注意>2018年現在、RUOCCO社の公式サイトが見つかりません。もしかしたら、現在は運行していない路線かもしれません!

そんな中、私は、ウルビーノから出発する時に、Ruocco社の一日一本のバスを使って、ウルビーノからペルージャへ移動しました。

ウルビーノからウンブリア、トスカーナ方面に行きたい方には、わざわざ海方面(ペーザロ)から回るより、便利な移動だと思います。

2014年は、ウルビーノ11時15分発で所要時間2時間、料金は€18でした(長距離バスにしては高額)。

料金は、バスが出発してから集金係の人が座席にやってくるので、直接現金で支払います。切符を購入しておく必要はありません。

注意は、このRuoccoバスは予約が必要なことです(おそらく今でも同じだと思います)。私は、ウルビーノの観光インフォメーションでお願いして予約してもらいました。ホテルのフロントに、予約をお願いするのもありだと思います。

現在、Ruocco社のサイトには、予約必須と書かれた箇所がみつかりませんが、1日に1便なので、予約しておいた方が無難です。

RUOCCO社のバスは、ウルビーノには、バスターミナルであるメルカターレ広場に、発車時刻より早めに到着しました(運転手休憩のため)。

ペルージャでは、鉄道駅ではなく、旧市街近くのパルティジャーニ広場に到着するので、この後鉄道に乗り換える人は、ペルージャ駅までの移動が必要です。

時刻表は、ちょっとわかりにくいので、簡単に見方を載せておきます。

Ruocco時刻表

①が南から北へ向かう時刻表で、書かれている時刻は、その行の町を出発する時間です。

②が北から南へ向かう時刻表。順路が下からになっていて、最初は「ん?」と思いますね。

③がペルージャ、④がウルビーノです。

それにしても…またアッシジが行程に入ってますけど、今はちゃんと止まるんですかね?

アッシジでは、鉄道駅近くのサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会近くに停車するので、鉄道に乗り換える場合は、ペルージャ乗り換えより便利じゃないかと思います…が、私が利用した時は、アッシジには停まると書いてありましたが、停まりませんでした。

公式サイトを鵜呑みにせず(何のための公式サイト…)、電話でダイレクトに確認して、移動当日に、不測の事態にあわてることがないようにしておきましょう。

繰り返して書きますが、2018年現在、RUOCCO社の公式サイトが見つかりません。もしかしたら、現在は運行していない路線かもしれません!

この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。