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ティローロ(チロル)ってどんな町?

チロル城

ティローロ(tirolo)は、日本でもおなじみの「チロル」という言葉の語源となった、チロル城(イタリア語ではティローロ城)がある町です。

その昔、チロル城を居住としていたティローロ伯が領土を拡大していき、この一帯が「チロル地方」と呼ばれるようになりました。

栄華の時代は今は昔。現在のティローロは、山とぶどう畑が続く中に古城がたたずむ、のどかな雰囲気に包まれています。

ティローロのチロル城とフォンタナ城

日本からの観光客が多い町ではありませんが、山あいにチロル城とフォンタナ城、二つの古城が現れた風景は、私がイタリアで見た景色の中でも、特に忘れられないひとつです。

ドルフ・チロル(Dorf tirol)って何?

dorftirolの表記

ティローロの情報を調べてみると、Dorf tirol(ドルフ・チロル)という表記を見かけます。

Dorf tirolはティローロのドイツ語名になります。

ドイツ語だと村を意味する「Dorf」をつけて、「チロル村」と呼んでいるんですね。

ティローロがある南チロル地方は、イタリア語とドイツ語の2か国語が話されている地域で、ティローロだけでなく、どの町もイタリア語名とドイツ語名を持っています。

余談ですがドイツ語のTirolの発音は「ティロール」ですが、日本で「チロル」が定着しているため、「チロル」と表記されることが多いです。

ティローロの位置・場所

ティローロはオーストリアとの国境がかなり近い、アルト・アディジェ県の北イタリアの山中にあります。

メラーノという有名なリゾート地が近く、ティローロに行くには、メラーノからケーブルカーまたはバスでアクセスします。

ティローロ観光に必要な所要時間は?

ティローロは小さな町というより村と呼ぶ方がふさわしいくらい、小さなエリアにまとまっています。

観光ポイントとしてはチロル城と、その真下にあるフォンタナ城(ドイツ語ではBrunnenburg)。

ティローロのフォンタナ城

フォンタナ城は冬季は開いていないので、冬場は外観のみを鑑賞する形になります。

チロル城は結構広いですが、チロル城の外部・内部+フォンタナ城の内部という観光であれば、午前か午後の半日観光でじゅうぶんです。

ただしティローロ周辺はハイキングコースになっていて、メラーノまで緑の中を歩いて下ることもできます(地球の歩き方に詳細あり)。

私は訪問した季節が冬だったのと、メラーノからではなくボルツァーノから日帰りしてあまり時間がなかったので、ハイキングコースは歩きませんでしたが、

やっぱりハイキングコース歩きたかったなあ…。メラーノに泊まるべきだったかなあ…。

と、今でもちょっと悔やんでおります。

ブレッサノーネ観光におすすめの本

ティローロは、地球の歩き方の北イタリア版で、トレンティーノ=アルト・アディジェ州の項目で特集されています。

地図の掲載がなく、チロル城の紹介は少し物足りなく感じますが、ハイキングコースの情報が充実していて便利です。

地球の歩き方は1~2年で改訂されるので、必ず最新版を購入するようにしてくださいね!

チロル城の観光におすすめなのが、とんぼの本シリーズ「イタリア古寺巡礼」の北イタリア版です。

チロル城のロマネスク門

チロル城内にある、ロマネスク彫刻で飾られた素敵な扉が紹介されています。

私が「ティローロに行きたい!」と思ったのは、この本がきっかけです。

ティローロはパックツアーで行ける?

ティローロは、日本のガイドブックや雑誌で紹介されることはありますが、イタリア旅行へ行く日本人にとって知名度が高いわけではありません。

ドロミティ山塊は最近日本でも人気が高いですが、山岳ハイキングが中心となり、ティローロまで行くというパックツアーは、正直見つけにくいでしょう。

完全な個人旅行ではなく、ツアーの形でティロールを訪れたい場合は、オーダーメイド型のツアーを利用する手もあります。

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この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。