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 リパリ島とはどんな島?

リパリ島

リパリ島は、南イタリアのエオリエ諸島にある島です。

シチリア島から北東の方向に連なるエオリエ諸島は、火山の噴火によって誕生しました。エオリエ諸島の島々は、今でも活火山として、噴煙を上げています。

エオリエ諸島は古い時代から、火山学や地質学の研究対象になっていて、ユネスコの世界自然遺産に登録されています。

また、エオリエ諸島の「エオリエ」の語源は、ギリシャ神話の、風の神アイオロスから来ています。風の神アイオロスは、このエオリエ諸島に住んでいると伝えられる神様です。

風の神アイオロス

こちらはリパリ島の郵便局の壁に描かれた、風の神アイオロスの絵です。

風の神アイオロスは、古代ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」に登場します。

英雄オデュッセウスが、トロイア戦争の後、故国ギリシャ(イタケー)に帰る際にエオリエ諸島に立ち寄ります。その時、風の神アイオロスが、オデュッセウスが無事に航海できるように、西風の入った皮袋を与えたというエピソードが有名です。

(ちなみに「決して開けるな」と言われていた、逆風の入った袋を部下が開けてしまい、オデュッセウスの航海は失敗します。浦島太郎もそうですが、「開けるな」と言われたものを、開けてしまうのは人間の性なのでしょうね。)

そんなギリシャ神話の風薫るエオリエ諸島の、中心となる島がリパリ島です。

リパリ島は、エオリエ諸島の中で一番大きな島で、しっかり観光化されたリゾートアイランドです。安心して町を歩くことができ、中心街は想像していたより大きく、滞在しやすかったです。

エオリエ諸島は、個性的な島が多くあるので、リパリ島だけの滞在はもったいなく感じたのですが、今回は旅程の都合上、リパリ島にしか足を運べませんでした。

次回、このエオリエ諸島に行く機会があれば、硫黄臭いヴルカーノ島や、赤い溶岩で知られるストロンボリ島、ケッパー(黒胡椒)が有名なサリーナ島などにも行ってみたいです!

 リパリ島の位置・場所は?

リパリ島のあるエオリエ諸島は、シチリア島の北東、地図で言えば右上にあります。

距離だけ見ると、イタリア半島のカラーブリア州にも近いですが、カラーブリア州から出ている旅客船は、今のところ無いと思います。

リパリ島への詳しい行き方はこちらの記事をどうぞ

 リパリ島観光に必要な所要時間は?

リパリ島

リパリ島は、南のリゾート島です。

そのため、夏季に行くか冬季に行くかで、観光に必要な所要時間は変わってきます。

もし、夏季にリゾート滞在するなら、リパリ島を起点に、エオリエ諸島を回る周遊船に乗ったり、海水浴をしたりして、連泊するのがよいでしょう。

冬季に、リパリ島の町歩きだけをするなら、リパリ島の旧市街は直径数100メートル程度しかないので、リパリ島自体の観光は、半日あればじゅうぶんです。

ただし、冬季はシチリア島とリパリ島のあるエオリエ諸島を結ぶ船の数が少ないです。カターニア、もしくはパレルモからリパリ島に向かうなら、日帰りは難しいので、最低でも1泊は必要になると思います。

 リパリ島観光におすすめのガイドブック・本は?


A13 地球の歩き方 南イタリアとマルタ 2017~2018
地球の歩き方の南イタリア版。リパリ島は3ページ使って、結構しっかり載っています。購入の際は、最新版かどうか確認を!


ホメロス オデュッセイア〈上〉 (岩波文庫)
エオリエ諸島に行くなら、やはりオデュッセウスの活躍が描かれるオデュッセイアは読んでおきたい。しかし、私は途中で挫折したよ!挫折したくせに勧めてまーす!


イリアス・オデュッセイア (まんがで読破)
「まんがで読破」シリーズに、オデュッセイアがあったんですね。コッチで読めばよかった。

 リパリ島はツアーで行ける?

リパリ島を含むエオリア諸島は、シチリアを周遊するツアーで立ち寄ることもあります。

ただし、シチリアはなんだかんだと見どころが多いので、エオリア諸島まで行くツアーは多くはありません。

比較的エオリア諸島が近いタオルミーナから、オプショナルツアーとして、エオリア諸島へ行く、現地で申し込めるツアーもあるようですので、ツアーの添乗員さんや、タオルミーナの観光インフォメーション、ホテルのフロントなどで相談してみるとよいと思います。
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