モディカチョコレートとは?
モディカと言えば、モディカチョコレート。この町に来て、モディカチョコを食べないという選択肢はないと言うくらい、モディカはチョコレートで有名な町です。
モディカチョコレートは、シチリアをスペインが支配していた時代に、スペイン人がシチリア島に持ち込んだ、アステカ文明由来のチョコレートです。
モディカの町では、その古くからの製法で、今でも独特のチョコレートが作られています。
モディカチョコレートの独自レシピは、バターやミルクを入れないのが特徴で、カカオと砂糖だけで作ります。普通のチョコレートと比べ、硬くてざらざらした、独特の食感です。
日本人にとっては、斬新な味のチョコレートで、硬いだけで美味しく感じないという人もいますが、私はひっじょーに美味しかったです!
また、熱に強く、普通のチョコレートに比べて、溶けにくいです。保存もきくので、お土産に便利です。
モディカでは、バールでモディカチョコレートの変わった食べ方も教わりました。
モディカチョコレートは、割ると粉が出ます。この粉は、カプチーノやエスプレッソに入れてしまえば、もったいなくないです!
しかも、モディカチョコレート入りのコーヒー、美味しかった~!まさに一石二鳥です!
モディカチョコレートの老舗
bonajuto(ボナユート)
モディカチョコレートには数多くのチョコレート屋さんがあります。
その中で、最も有名なお店は、バッサの大聖堂、サン・ピエトロ教会のお向かいにある、bonajuto(ボナユート)という老舗です。
モディカでは、あらゆる観光名所を抑えて、このお店が一番観光客が集まっている場所という印象を受けました。
店内はエレガントな内装で、試食も出ていて、選びやすいです。
非常に多くの味がありますが、お店の方に聞いてみると、定番としておすすめの味はバニラ(Vanilla)、シナモン(イタリア語で「Cannella(カンネッラ)」ですが、シナモンで通じました)とのこと。
こちらはバニラ味の板チョコです。100g入りで€2.4でした。
個人的に非常に美味しかったのはオレンジ(Arancia)!他には唐辛子味(Peperoncino)や、海藻(alghe)など、珍しいものもありました。唐辛子も海藻も美味しかったです。
こちらはペペロンチーノの2個入りミニサイズ。これは帰国の飛行機に持ち込んで、おいしく頂きました!
結局、前味試食しちゃったのですが、たぶん許されるくらいのチョコレートを買い込みました(笑)。自分用や、知人へのお土産で、買っても買っても足りなく感じて、2泊の滞在で、このお店には4回くらい入っちゃいました!
会計の際にお土産用だと伝えると、板チョコ1枚でも、こんなに素敵にラッピングしてもらえます。
板チョコ(€2~3)だけでなく、20個ほど小さなチョコが入ったもの(€8.5)もあり、職場用のお土産に便利でした。
また、チョコレートだけでなく、その場で食べたカンノーリが、衝撃的に美味しかったので、ぜひ食べてみて下さい!
カンノーリはその場でクリームを詰めてくれます。リコッタチーズとモディカチョコレートから選べました。チョコを試食しすぎていたので、リコッタチーズにしました。
他に、3月という寒い時期だったこともあり、ホットチョコレートを飲んでいる観光客も多かったです。
お店は、サン・ピエトロ教会の真向かいではなく、少し路地を入ったところにあります。
路地の入り口には、このようなボナユートの看板と矢印があるので、わかりやすいです。