【目次】
フェラーラは、イタリア北部、エミリア・ロマーニャ州の町です。
エミリア・ロマーニャ州は、チーズのパルマ、バルサミコ酢のモデナ、ソーセージのボローニャと、美食国家イタリアの中でも、特にグルメの町が結集しているエリアです。
フェラーラも、エステ家に天才おかかえシェフ・メッシスブーゴがいたという歴史があり、フェラーラの郷土料理はよく知られています。
特に名高いのが、カボチャを使った料理。
カボチャを使った郷土料理がおいしいと評判の、「il Mandolino(イル・マンドリーノ)」に入店したので、グルメレポートしてみます!
il Mandolinoのメニューと値段
「il Mandolino」のメニューは、パスタやスープなどの「第一の皿(Primi Piatti)」は一律€9で、リーズナブルなお値段でした。
メニューの後ろに、カッコつきで「tipico」と書いてあるメニューが、フェラーラの郷土料理です。
また、カボチャはイタリア語で「zucca」です。カボチャ料理が食べたければ、「zucca」という単語が入ったメニューを選びましょう。
「il Mandolino」のメニューには、料理の写真が載せてあり、選びやすかったです。日本では、メニューに画像が載せてあるのは普通ですが、イタリアではめずらしいことです。
il Mandolinoの店内の雰囲気
「il Mandolino」は、郷土料理を提供するカジュアルなレストラン「トラットリア」です。
お店のインテリアは、訪問客の写真や、絵がたくさん飾られていて、よい雰囲気が出ています。
地元の家族連れや観光客が多く、ドレスコードは厳しくありません。気軽な服装で入店できます。
支払いはテーブル席で行うのではなく、レジに行き、テーブル番号を告げて支払うというスタイルもカジュアルです。
il Mandolinoの料理・サービスをご紹介
お通しとパン
私はアルコールが苦手なので、ミネラルウォーターを頼みました。
お水と一緒に、お通しのミニピザが出てきました。イタリアのレストランで、こういうお通しが出てくるのはめずらしいです。
パンはオーダーしなくても、サービス代に含まれる形で出てきます。自由に食べてOKです。
一番上のXの形をしたパンは、変わった形が有名な、フェラーラ名物のパンです。形はおもしろいですが、味は普通です(笑)。
フェラーラでは、パンをオリーブオイルに浸して食べる習慣がないのか、パンと一緒にオリーブオイルが出てきませんでした。
カボチャの包みパスタ
フェラーラ名物のカボチャ包みパスタをオーダーしました。
メニュー名は「Cappelacci del zucca burro e salvia」。バター(burro)と、セージ(salvia)で味つけされています。
パスタはプリっとしていて、あっさりした味つけが、パスタに包まれているカボチャのペーストとよく合っていました。
私はよりカボチャを味わいたくて、あっさり味を選びました。
濃い味つけが好きな人は、同じカボチャ包みパスタが、ミートソース(ラグーソース)で味つけされている「Cappelacci del zucca con ragu」にするとよいでしょう。
スープパスタ
同行した姉は、メニューの写真を見て、「何かコレが美味しそう…」と言って、「Cappelacci di carne in brodo di Cappone」というスープパスタにしました。
こちらはカボチャではなく、ミート包みパスタですが、カボチャパスタと並ぶお店の看板メニューでした。
スープは野菜を煮込んで味を出しています。味見させてもらいまいしたが、体によさそうな味がしました。寒い季節には特におすすめ。
この料理もフェラーラの郷土料理だそうです。
パスタ1皿ずつでランチにはちょうどよかった!
パスタとお通しのパンでお腹いっぱいになったので、お肉料理はオーダーしませんでした。ランチだったし、このくらいの量でちょうどよいという感じでした。
野菜が足りないと感じたので、つけ合わせのサラダを姉とシェアしました。€4.5。こちらもリーズナブルなお値段。モデナ産バルサミコ酢をつけて、おいしく頂きました。
il Mandolinoのコスパは?
サービス代€2×2人分、ミネラルウォーター500mlが€1.5、パスタ€9×2皿、サラダ€4.5、食後のエスプレッソ€1.5×2人分で、女性二人のランチで合計€31でした。
こんなに美味しい、地元密着のランチを、このお値段で食べられれば文句なしです!
il Mandolinoの立地
「il Mandolino」は、アーチがかかった中世風の通りヴォルテ通りの、一本南の大通りVia Carlo Mayrに正面入り口がありますが、ヴォルテ通り側にも入り口があって、ヴォルテ通りからでも入ることができます。
ヴォルテ通りは、フェラーラの観光名所のひとつです。
特に夜景の美しさは必見なので、il Mandolinoでディナーにして、食後にヴォルテ通りをそのまま歩いて観光するのもおすすめです。
美しいヴォルテ通りの夜景。タイムスリップしたような雰囲気です。
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- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
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