【目次】
パドヴァの中心街は、南北にトラムが走っています。
このトラムは路線がひとつで、基本的に南ー北をまっすぐつないでいるので、複雑なミラノのトラムと違ってわかりやすいです。
また、パドヴァ中心街の、ほとんどの観光名所は、このトラムの停留所から近く、観光客にとって使い勝手のよいトラムです。
パドヴァの町は、徒歩でまわることも可能ですが、何せ見どころが多いパドヴァ。
トラムはパドヴァカードの購入で乗り放題となりますので、上手に活用しましょう。
パドヴァのトラムの運賃
パドヴァのトラムは、1回券が€1.3、75分有効です。バスと同じように、トラム車内の刻印機で刻印して使用します。
パドヴァ内のタバッキやバール、新聞店で購入できます。
車内での購入は割高になり、€2.0となります。実際に確認はしていませんが、おそらく運転手さんから購入するのではなく、券売機利用ではないかな、という雰囲気でした。
上述したように、パドヴァカードの所有者はトラムを自由に乗り降りできます。
パドヴァカードは刻印の必要はありません。運転手さんに見せる必要もなく、検札に提示を求められた場合のみ、出して見せればOKです。
パドヴァのトラムの時刻表
パドヴァのトラムは、朝5時台から、夜11時まで稼働しています。
平日は、早朝深夜は15分感覚ですが、日中は6~7分間隔で便数があります。
祝日は若干減りますが、それでも1時間に3~4本ほどはあります。
頻繁にやってくるトラムで、私もトラムを利用した時は、待つことなく、すぐやって来ました。
あまり時刻表の確認は必要ないかもしれませんが、一応こちらで時刻表を確認できます→パドヴァのトラムの時刻表
パドヴァのトラムの路線図は?
これほど便利なパドヴァのトラムですが、今のところ、オンラインで路線図を見つけられません。
観光案内所にも用意がなかったので、もしかしたら、あまりにも簡単すぎる路線なので、作っていないのかもしれません。
あまりにも単純な路線ということもあり、観光案内所でお願いすると、パドヴァの観光地図に、トラムが走っている道路を、スタッフがマーカーで色塗りしてくれます。
こちらがマーカーで色付けしてもらった地図。ピンクの部分が、トラム路線です。スクロヴェーニ礼拝堂と、サンタントニオ聖堂の停留所は、ボールペンで印をつけてくれました。
観光案内所に来ていた観光客は、皆、これをしてもらっていました。このせいで、パドヴァの観光案内所は行列ができます(笑)。
いつか、誰か気づいた人が、トラムの路線地図を作ってくれるか、この地図に路線図を入れてくれるとは思うのですが、それはいつになることやら…。
観光客がよく使うトラムの停留所をご紹介
スクロヴェーニ礼拝堂に行くには?
スクロヴェーニ礼拝堂に行くには、「Elemitani(エレミターニ)」という停留所で降ります。
鉄道駅から2つ目の停留所で、5分もかからないくらいです。降車する際は、車内表示、アナウンスがあるので、難しくありません。
サンタントニオ聖堂に行くには?
サンタントニオ聖堂は「Santo」という停留所で降ります。降り損ねても、次の「Prato della Valle」もすぐ近くです。
駅からだと10分弱、スクロヴェーニ礼拝堂からは5分弱です。
反対方向のトラムに乗らないための注意点
パドヴァのトラムは直線路線で、南北を往復するだけ。
日本の自動車と違い、右側通行ということだけ気をつけれは、反対側の停留所で待つ失敗もないし、心配なし…と、思っていました。
しかし!実は巧妙な罠がありまして、1か所だけ、トラムの路線がくねっていて、南行きのトラムが北上、北行きのトラムが南下するポイントがあったんです!
プラート・デッレ・ヴァッレの北側に当たる、98と63の間の部分!停留所でいえば、「Prato delle valle」周辺です。
この辺りです。
私はちょうどこのエリアでトラムに乗って、北上したかったのに、「あーこのトラム、北に向かって走っているなー」と、南行きのトラムに乗車する失敗をやらかしました。
私が、このピンポイントの罠にひっかかってしまったのは、きっとこのサイトで、皆さんに注意を呼びかけるための使命だったのだと酔いしれることにしたので、ここに記しておきますね!
また、トラムは、行き先表示で、北行きか南行きかを判断することができます(よく考えれば当たり前ですね!)。
南行き(植物園方向行き)は「Capolinea Sud(南を意味する『Sud』を覚えておこう)」、北行き(駅の方角行き)は「Pontevigodarzere(最初の文字『Ponte』を覚えてしまおう)」行きの表示になっています。
このトラムは「Ponte」で始まっているので、北行きです。
多くのトラムは、この表示ですが、北行きは「FS Stazione」になっているもの(駅止まりのトラム)、南行きは「Guizza」となっているものもたまにあります。
まあ、プラート・デッレ・ヴァッレ北側の罠にさえ気をつければ、反対方向のトラムに乗る心配はそれほどないと思います!
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- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
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