ヴェネツィアの隣町であるパドヴァは、ヴェネツィアから日帰りで訪問する観光客が多いですが、日帰りではもったいないくらい、見どころの多い町です。

私は、フェラーラからの日帰りで、朝9時から晩の7時までパドヴァに滞在し、精力的に動き回りましたが、それでも時間が足りませんでした。

私が足を運んだ場所を中心に、パドヴァのおすすめの見どころ、観光名所をご紹介します!

スクロヴェーニ礼拝堂

パドヴァ

パドヴァで最も有名な観光名所が、スクロヴェーニ礼拝堂です。

ルネサンス絵画のさきがけとなったと言われる、ジョットの壁画が、天井から壁にかけて、内装を覆い尽くしています。

ジョットの作品は、アッシジのサン・フランチェスコ聖堂や、フィレンツェのサンタクローチェ教会をはじめ、他にもいろいろな美術館に残されていますが、その中でも最高傑作との呼び声が高いのが、ここ、パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂の壁画です。

青色に埋め尽くされた美しさ、ひとつひとつの絵画の素晴らしさなど、パドヴァだけでなく、イタリアの至宝と呼べる空間です。

スクロヴェーニ礼拝堂は、完全予約制で、見学時間が限られていて、ややハードルの高い観光地となっていますが、予約の取り方はそれほど難しくありません。

スクロヴェーニ礼拝堂に関するもっと詳しい記事は、細かく3つに分けて書いていますので、合わせてご参照くださいませ。

スクロヴェーニ礼拝堂の予約方法!パドヴァカード利用やお得な裏技も!

スクロヴェーニ礼拝堂の行き方と当日の見学手順を予習!

スクロヴェーニ礼拝堂のジョット壁画を画像つきで解説!

市立博物館

スクロヴェーニ礼拝堂と同じ敷地内に入っている、パドヴァ市が管理している美術館・博物館は、まとめて「市立博物館(Musei Civici)」と呼ばれます。

考古学系や芸術展示など、さまざまな博物館がありますが、その中で入場をおすすめしたいのは「絵画館(Pinacoteca)」。

ジョルジョーネ作という説もある、2つの小さな作品がよく知られています。

白鳥とレダ

牧歌的風景

他にも、ティントレット、ヴェロネーゼなどヴェネツィア派の作品を見学できます。

絵画館で鑑賞した主要な作品は、旅行記のブログに画像を載せていますので、よろしければブログの方もごらんください→3/17パドヴァ旅行記2 市立美術館の絵画館はヴェネツィア派満載!

エレミターニ教会

エレミターニ教会

エレミターニ教会(Eremitani)は、市立博物館のすぐ近くにある教会です。

第二次世界大戦でかなりの損傷を受けた教会ですが、根気強く修復され、雰囲気のよい天井や、フレスコ画で飾られています。

マンテーニャ作の壁画『聖クリストフォロの殉教』は、損傷が激しいですが、一部を垣間見ることができます。残った部分を見るだけでも、その素晴らしさが分かる作品です。

エレミターニ教会

ちなみに聖クリストフォロは、身体が大きな聖人だそうで、右側に横たわっていて、足をつかまれている巨大な人物が、聖クリストフォロです。

ラジョーネ宮(サローネ)

ラジョーネ宮

ラジョーネ宮(Palazzo della Ragione)は、別名サローネ(Salone)とも呼ばれる、非常に大きな建物です。

パドヴァの行政府の裁判所として、13世紀に建てられました。

このラジョーネ宮がある広場は、現在ではよく市が開かれていてにぎやかです。

古代ローマ時代からこの周辺はフォロ(中心広場)だったそうで、かなり古い時代からパドヴァの中心となっているエリアです。

内部には非常に広い部屋があり、その広い壁は、黄道12星座や、12ヶ月を象徴したフレスコ画などで、びっしりと埋め尽くされています。

パドヴァのラジョーネ宮

生き生きとした庶民の生活がモチーフになっていて、見ていて飽きないフレスコ画ですが、何せ数が多すぎて、丹念に見て回ると相当な時間がかかります。

もともとはジョットのフレスコ画が描かれていたそうですが、15世紀の再建で、壁画は描き直されています。

もし、こんなにも広いラジョーネ宮にもジョットの壁画が残っていたら、パドヴァの観光客数は現在の倍以上になっていたのではないでしょうか。

カフェ・ペドロッキ

カフェ・ペドロッキは、パドヴァの中心エリアにある、1831年創業の、歴史の古い老舗カフェです。

建物自体も見るものがあり、1階はエレガントなカフェとなっていますが、2階は有料入場となり、気品あふれる部屋や、リソルジメント博物館が入っています。

カフェ・ペドロッキは、非常に印象に残るカフェだったので、別記事に鼻息荒くまとめました→パドヴァの超おすすめ!老舗「カフェ・ペドロッキ」でミントコーヒー!

サンタントニオ聖堂

パドヴァ

サンタントニオ聖堂(Basilica di Sant’Antonio)は、スクロヴェーニ礼拝堂と並ぶパドヴァの名所です。現地では短く「サント」とも呼ばれます。

聖アントニオの遺品が祀られていて、世界中から巡礼のための信者が訪れます。

祈りに来る巡礼者が多いため、雰囲気を壊さないような観光が必要になります。夏場は服装チェックも厳しいです。

内部は厳粛な雰囲気ですが、お土産屋さんが並ぶ聖堂前や、中庭は、門前町のようなにぎやかさがあります。

聖堂の前には、ドナテッロ作の『ガッタメラータ騎馬像』があり、大変にカッコイイので、忘れずに見学しましょう。

ガッタメラータ騎馬像

こちらが『ガッタメラータ騎馬像』です。

サン・ジョルジョ礼拝堂

パドヴァ サン・ジョルジョ礼拝堂

サン・ジョルジョ礼拝堂は、サンタントニオ聖堂のすぐ脇にある、スクロヴェーニ礼拝堂に似た雰囲気の礼拝堂です。

外見だけでなく、内部も、ジョッテスキ(ジョットの影響を受けた時代の芸術家)である、アルティキエーロのフレスコ画で飾られていて、スクロヴェーニ礼拝堂に似た雰囲気です。

スクロヴェーニ礼拝堂ほど、完璧な修復が施されていないため、古い感じが、かえってよい雰囲気を醸し出しています。

サンタントニオ同信組合

サン・ジョルジョ礼拝堂の横は、サンタントニオ同信組合の建物です。

同信組合とは、イタリア語ではスクオーラ(scuola)といい、日本人の感覚では少しわかりづらいのですが、特定の聖人を信仰する人々のグループのことです。

「サンタントニオ同信組合」は、現代風のくだけた言い方で表現すると、聖アントニオのファンクラブ、という感じです。

このサンタントニオ同信組合の2階は、美しい絵画がずらっと描かれていて、若いころのティツィアーノ作品があります。

地球の歩き方にはティエポロの絵があると書いてありましたが、現地のパンフレットにティエポロの名前はありませんでした。

サンタントニオ同信組合は、サン・ジョルジョ礼拝堂との共通切符があります。

私が行ったときは二つの建物を一人の管理人さんが見ていました。サン・ジョルジョ礼拝堂の方に常在していて、サンタントニオ同信組合に入りたいときは、その旨を告げると、鍵を開けてもらえる方式でした。

サンタントニオ同信組合を見学した後は、鍵はオートロックでしまるので、ドアをきっちり閉めて、サン・ジョルジョ礼拝堂の方へ戻り、管理人さんに貸し出し式のパンフレットを返します。

サンタ・ジュスティーナ教会

サンタ・ジュスティーナ教会

サンタ・ジュスティーナ教会(Santa Giustina)は、プラート・デッラ・ヴァッレ近くにある、サンタントニオ聖堂に似た雰囲気の大きな教会です。

サンタ・ジュスティーナ教会

中央の一番奥の祭壇に、ヴェロネーゼの作品がありますが、近くまで行けず、遠目でしか鑑賞できませんでした。

プラート・デッラ・ヴァッレ

パドヴァ

プラート・デッラ・ヴァッレは、町の南側にある、楕円形の美しい広場です。

周囲を、水をたたえたお堀と彫像に囲まれていて、洗練された雰囲気があります。

パドヴァを代表する景色のひとつで、サンタントニオ聖堂からはすぐ近くですので、ぜひ足を延ばしてみましょう。

植物園

私が時間切れで訪問できなかったのが、世界遺産に登録されている、パドヴァの植物園です。

ヨーロッパ最古の植物園で、ゲーテもイタリア旅行中に立ち寄ったことで知られています。

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