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クレジットカード

イタリア旅行で起こるトラブルの中に、クレジットカードやキャッシュカードの「スキミング被害」というものがあります。

イタリアに限らず、海外旅行では、この「スキミング被害」が起きやすいと言われます。

イタリアで特別起こりやすい被害というわけではありませんが、イタリア旅行でスキミング被害に遭った!という体験談を目にすることもあるので、念のため、私もいくらか対策をしています。

「スキミング」とは、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。このページでは、スキミングについての解説と、私が取り組んでいる対策をご紹介します。

スキミング被害って何?

クレジットカード

スキミング被害というのは、私もイタリア旅行に行くまでは知らなかったのですが、クレジットカードやキャッシュカードのデータを盗んで、不正使用されてしまうというものです。

キャッシュカードは、磁気データに暗証番号が含まれないそうなので、特にクレジットカードの被害が多いらしいです。

スキミングによるカード情報の盗難には2通りの方法があるそうです。

接触式スキミング
カードを実際に、細工されたカードリーダーに通して、データを盗む方法。たとえば、買い物でクレジット会計した時に、カード情報を読み込む機械に、スキミングするための細工が施されていると、データが盗まれてしまいます。

非接触式スキミング
遠隔でカードデータを読み込める機械を、バッグや財布に近づけて、カードデータを盗む方法。カードを取り出さなくても、データを読み込まれてしまうため、かなり厄介です。

こんなハイテクな犯罪が非ハイテク国家イタリアで起こるとは思えないのですが、ガイド本やネットなどでは、イタリア旅行でスキミング被害にあったという話を目にすることがあるんですよね。

イタリア人ではなく、移民がスキミング犯罪の担い手になっているという説もあります。

スキミング被害に合わないための対策は?

こんなハイテク犯罪に、一般市民が抵抗することができるのか!?と不安になりますが、いくらかの対策を取ることで、被害に遭う確率を低くしたり、被害を最小限に抑えることはできます。

接触式スキミングへの対処法

信用できるお店以外ではクレジットカードは使用しない

クレジットカード

接触式スキミングでは、カードを読み取る機械に細工が施されています。

もちろん、誰かが細工を施しているわけですので、「簡単に細工しやすそうなカードリーダ-」に、カード類を差し込まない(差し込ませない)ことが必要です。

「細工しやすそうなカードリーダー」とは、たとえば自動販売機など、誰でも簡単に触れそうな場所にあるカードリーダーや、あまりきちんと管理が行き届いていないようなお店のレジ、といったところでしょう。

有名なホテル・レストランなど、運営がしっかりしている場所では、レジ近くに防犯カメラがあることも多いので、なかなかこういった細工はしづらいと思います。

ただし、ガイド本には、安全そうな場所に見えたのに、そのお店でデータを盗まれたのかも…なんて投稿が載っていました。どんな場所で使うにしても、カードを相手に預けている間は、カードから目を離さないで、警戒しているモードを出しておきましょう。

ちなみに、私はこういう警戒が「えーい、面倒っ!」となり、大きな金額の買い物以外では、あまりクレジットカードを使わなくなりました。

余談ですが、イタリアの地方都市では、クレジットカード払いのできない(クレジット端末を持っていない)ホテルやお店も多いので、クレジットカードだけでなく、多少の現金も持っていた方が良いです。

ATMの使用の際は、近くに不審な人物がいないか注意する

キャッシュカードや、クレジットカードでのキャッシングの暗証番号が、スキミング技術のみで盗まれることはほとんどないそうですが、ATMでの暗証番号入力の際に、盗み見・盗み撮りされると大変です。

クレジットカードの不正使用は、不正使用と認められれば、全額戻ってくるのが普通ですが、暗証番号を伴う、不正引き落としやキャッシングなどの被害は、銀行やカード会社に補償してもらうのは難しいそうです。

そのため、スキミングをされた上に暗証番号を知られて被害に遭うと、大金を失う可能性があります。

イタリアのATMは日本と違って、建物内でなく、外に面しているものが多いので、暗証番号入力の際は、周囲に気をつけましょう。

また隠しカメラがついている場合にも備えて、私は暗証番号を入力する際、手で隠して入力しています。時々フェイントも入れます(笑)。

管理が行き届いていそうなATMを利用する

銀行

ATMの選択そのものも重要です。

私はなるべく、銀行や郵便局などの建物に隣接しているATMを利用します。何か異変があったら、スタッフが早めに気付くのではないかと思うからです。

また、地元の人々が頻繁に利用しているATMも、比較的安全だと思います。利用頻度の高いATMであれば、利用客が異変に気付くのも早そうですからね。

非接触式スキミングへの対処法

非接触式スキミングを防ぐには、専門グッズを投入します。

私は非接触式スキミングに備えて、2種類のスキミング防止グッズを持っています。一つ目はスキミング予防対策パスポートカバー。

スキミング防止グッズ

スキミングの対象になるのは、クレジット、キャッシュカードだけでなく、パスポートもだそうです。パスポート情報なんか盗んで何をするのか、善良な市民の私には想像もつきませんが、パスポート情報も保護することにしました。

私が購入した商品は、パスポートを入れる場所以外に、2枚分カードを入れるポケットもあるので、クレジットカード、キャッシュカードも一枚ずつ入れて、カード情報も保護しています。

それから、カードだけを持ち歩く場合に備えて、カードを挟むタイプのスキミングブロッカーも購入しました。

スキミング防止グッズ

が、最近は、「ま、そこまでしなくていいか」と思うようになり、このカードを挟むタイプはあまり使っていません。「そこまでしてもいい」という方は、そんなに荷物にもならないので使ってみてください。

スキミング対策グッズは、そもそもお財布自体や、首からかけるタイプのパスポートケースがスキミング防止仕様になっているものもありますので、自分の防犯対策によく合ったグッズを選んでくださいね。

スキミング防止グッズは、空港での身体検査の際、身体チェックのゲートで金属探知機に反応してしまい、ブザーが鳴ってしまいます。そのため、空港ではスキミング防止グッズは身につけず、ベルトコンベヤーに流す荷物に入れて置くように係員さんに言われました。荷物に入れておけば、チェックに引っかからないそうです。注意してください。

帰国後はクレジットカード明細を必ずチェック!

クレジットカード

これだけ対策すれば、さすがに安心かな、と思いますが、どれだけ自分で対策を取っても、被害に遭ってしまうこともあります。

暗証番号を伴わない、クレジットカードでの利用は、万が一スキミングに遭って不正使用されても、だいたい2ヶ月以内に申請すれば全額補償されるそうなので、海外旅行から帰ってきたら、クレジットカードの明細はきちんと確認しておきましょう

また、キャッシング利用などの場合も、他人の不正利用であることが証明できれば、補償されるケースもあるそうなので、まずはチェックを怠らないようにして、不正利用に早めに気づけるようにしましょう。

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