【目次】
レッチェは、レッチェでしか見られない、はちみつ色の実にエレガントなバロック教会が、たくさんあります。
逆に美しい教会が多すぎて、どこから見て回ればよいのかわからなくなったり、うっかり素敵教会を通り過ぎてしまう可能性もあります。
レッチェに行ったら絶対に見逃せない教会や、できればココも見ておきたい!という教会を一挙にご紹介します!
必見!レッチェのバロック教会ベスト5!
サンタ・クローチェ聖堂
サンタ・クローチェ聖堂(Basilia di Santa Croce)は、レッチェ風バロック教会を代表する教会です。
レッチェ風バロックは、レッチェ近郊で取れるはちみつ色の石と、繊細でエレガントなファサード(教会正面部)が大きな特徴です。
サンタ・クローチェ聖堂のファサードは、レッチェのバロック教会の中でも、随一の細かい装飾が施されています。
内観よりは外観に見どころが多いレッチェの教会の中では、サンタ・クローチェ聖堂は、木製の天井が美しく、内部入場しても楽しめる教会です。
サンタ・クローチェ聖堂は、私が足を運んだ2017年は修復中で外観を鑑賞できず、2018年現在も修復は終わっていないようです。この教会目当てにレッチェに行く場合は、修復状況を確認するようにしましょう。
ドゥオモ
レッチェのドゥオモは、ファサード(正面部)が2つあるのが特徴です。
もともとのファサードは右側ですが、ドゥオモ広場に入った時に、真っ先に目に入る左側にも美しい装飾が欲しいという、バロック的な発想で作られたのが左側のファサードです。
そのため、右側のファサードを正面から見ると、鐘楼が調和して見えますが、左側のファサードを正面に見ると、鐘楼との関係がややアンバランスに見えます。
このドゥオモがある広場は、ドゥオモだけでなく、周囲の建物や、広場の入り口も非常に美しいです。
こちらは広場の入り口です。
写真では伝えきれない美しさのある広場ですので、ぜひ現地で360度の美しさを体感してきてください。
サンティレーネ教会
サンティレーネ教会(Chiesa di Sant’Irene、別名Teatini)は、レッチェを代表する2つの広場、ドゥオモ広場とサンロトンツォ広場の中間にある、大きなバロック教会です。
大きな三角形を緩やかに描くようなシルエットが特徴で、優雅・荘厳といった形容が似合う教会です。
サン・マッテオ教会
サン・マッテオ教会(Chiesa di San Matteo)は、レッチェのメインストリートからやや外れた、ヴィアッジョ門近くにあります。
上部は凹型、下部は凸型の曲線を描いていて、ちょっと茶目っ気を感じる、かわいらしいバロック教会です。
サンティ・ニコロ・エ・カタルド教会
見どころのほとんどが旧市街に詰まっているレッチェで、唯一、城壁の外にある大きなバロック教会が、サン・ニコロ・エ・カタルド教会(Chiesa dei SS.Niccolo e Cataldo)。
墓地の中に、糸杉に囲まれて建つ姿は、息をのむような厳粛さがあります。
この教会は、内部も雰囲気があるので、できれば開いている時間帯に足を運びましょう。
城壁外とはいえ、ナポリ門から徒歩5分程度で足を運べます。
他にも見逃せないレッチェのバロック教会は他にもたくさん!
ルディエ門~ドゥオモ広場のバロック教会群
ルディエ門からドゥオモ広場までは、オシャレなお店が立ち並ぶ華やかなメインストリートですが、この通りには、バロック教会が立て続けに並んでいます。
ルディエ門から近い順に、ロザリオ教会、サンタ・アンナ教会、サンタ・テレーザ教会と続きます。
ただし、私が足を運んだ2017年3月は、残念ながらサンタ・テレーザ教会(画像の教会)以外の教会は、修復中でシートに覆われていて見学できませんでした。
カルミネ教会
レッチェの旧市街の、鉄道駅よりの端の方に唐突に現れるのがカルミネ教会(Chiesa del Carmine)。
段のついたレーススカートのような、少女らしい美しさのある、可憐な教会です。
宿泊したB&Bのオーナーに、おすすめの教会だと言われて足を運びました。私はレッチェで一番気に入った教会です。
レッチェ観光のメインストリートからは外れていますが、ぜひ訪問をおすすめします!
サンタ・キアーラ教会
ドゥオモ広場とサントロンツォ広場の中間くらいにありますが、意外と目指して歩かないと飛ばしてしまいそうな場所にあるのが、サンタ・キアーラ教会(Chiesa di Santa Chiara)。
レッチェのバロック教会の中では、スッキリした感じの端正な教会です。
近くには、ローマ劇場跡もあり、この界隈を歩くのもおもしろいです。
サン・マルコ礼拝堂
サン・マルコ礼拝堂(Capella di San Marco)は、サンロトンツォ広場のインフォメーション横にある、小さな建物です。
レッチェから遠い、北イタリアの都市ヴェネツィアのシンボルである、翼のある獅子(ヴェネツィアの守護聖人、聖マルコを表す)が正面部にあしらわれていて、驚いて二度見してしまいました。
16世紀にヴェネツィア商人によって建てられたため、ヴェネツィアのシンボルで装飾され、そのままサン・マルコ礼拝堂と呼ばれているそうです。
マドレ・ディ・ディオ教会
マドレ・ディ・ディオ教会(Chiesa della Madre di Dio)は、サン・ビアッジョ門あたりから鉄道駅に向かう際に表れる、小さな教会です。別名スカルツェ教会(chiesa delle Scalze)。
扉の上にある、龍退治をしている大天使ミカエルの像が印象的な、小さいながらもエレガントな教会です。
サン・ニッコロ・デイ・グレチ教会
サン・ニッコロ・ディ・グレチ教会(Chiesa di San Niccolo dei Greci)は、サンタ・クローチェ聖堂近くにある、小さな教会です。
派手な装飾はありませんが、教会のフォルムがかわいらしいです。
また、サン・ニッコロ・ディ・グレチ教会周辺は、雰囲気のある街並みになっています。
サンタ・マリア・デッラ・ポルタ教会
サンタ・マリア・デッラ・ポルタ教会(Chiesa di Santa Maria della Posta)は、ナポリ門近くの教会です。教会名もイタリア語で「門の近くの聖母教会」という名前です。
19世紀に作られた比較的新しい教会ですが、緑色の陶器でできた丸い大きな屋根が目を引きます。
サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会
サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会(Chiesa di Santa Maria della Pace)は、ナポリ門からドゥオモ広場へと向かう道の途中にある、小さな教会です。
別名サン・ジョヴァンニ・ディ・ディオ教会(chiesa di San Giovanni di Dio)とも呼ばれます。
レッチェ・バロックの教会にしては大人しい感じの外観ですが、植物モチーフがあしらわれていて、品のある佇まいが印象的でした。
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