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運河の町の名残を残すミラノ・ナヴィリオ地区

ミラノ ナヴィリオ

イタリアで運河といえば、ヴェネツイアです。

あまり知られていませんが、実はミラノにも運河があります。市街地の南にある、ナヴィリオ運河です。

鉄道や自動車が発達していない時代に、運送・交通の手段として一番便利なのは船でした。そんな時代には、ミラノにも数多くの運河が張り巡らされていたそうです。

ヴェネツィアの運河は、運河が時代遅れとなっても、観光業のために大切に保存されました。それに対し、ミラノの運河は、ミラノの近代都市化に伴い、埋め立てられていきました。

そのような運命をたどったミラノの運河の中で、現在でも生き残っているのが、ナヴィリオ運河です。運河の時代の名残を残す地区として、ミラノでぜひ最初に足を運んでほしいのが、この運河が残っているナヴィリオ地区…などと、旅名人ブックス96 ミラノ・イタリア湖水地方に書いてありました。

ナヴィリオ地区が今、地元の若者に人気!

ミラノ ナヴィリオ

さて、歴史のかほりのするナヴィリオ地区ですが、最近はミラノを特集したオシャレな雑誌で、ホットな地区として紹介されています。

ミラノの中心部からやや離れた、いわゆる「下町」という場所になるため、比較的安いお店が建ち並び、若者が集まる地区となっているそうです。

ミラノはイタリアの中では本当に物価の高い町です。ミラノで、カジュアルかつオシャレなお店を探すなら、こういった地元の若者が集まる地区に足を運ぶとよいと思います。

ナヴィリオ地区を楽しむなら、夕刻以降がおすすめです

ミラノでホットな地区!との情報をもとに、ワタクシめもナヴィリオ地区に足を運んでみましたが・・・私が行った時には、ナヴィリオ地区はしーん…と静まり返っておりました。

ひとつは、運河が工事中だったことが原因なのですが、お店もほとんど閉まっていました。

ナヴィリオ地区がオシャレな地区だなんて嘘だっ!…と叫びたくなりましたが、おそらくこれは、私がナヴィリオ地区に足を運んだ時間帯がいけなかったのだと思います。

私がナヴィリオ地区を歩いたのは、だいたいお昼の12時前後でした。ナヴィリオ地区は、若者が集まる町なので、夕刻以降のアペリティーヴォ(お酒のオーダー+おつまみの食べ放題)のお店が多いのです。おそらく、私が歩いた時間には開店していなかったのでしょう。

運河沿いには、ライトアップの装置もあったので、ナヴィリオ地区の雰囲気が良くなるのは、薄暗くなってからの時間帯だと思います。ナヴィリオ地区を楽しみたい方は、(私のように)訪問する時間帯で失敗しないように気をつけてください!

イタリアの横浜?ナヴィリオ地区の倉庫跡が楽しい(はず)

ミラノ ナヴィリオ

このナヴィリオ運河近くには、昔、運河での運送業に使われていた倉庫が残っています。

この倉庫跡のいくつかを、若いデザイナーやアーティストがアトリエに改造しています。アトリエが開いているときは、中を見学したり、気に入った作品を購入することができるそうです。

私が足を運んだときにはほとんど閉まっていたのですが(3月のお昼)…夕方や夏場は開いてるのかもしれません。

ちなみに、閉まっていても、倉庫跡は雰囲気が良かったですよ!(強がり)

ナヴィリオ地区の洗濯場跡も雰囲気よし!

ミラノ ナヴィリオ

ナヴィリオ運河の近くには、昔の洗濯場跡も残っています。

イタリアには、よくこのような洗濯場跡というのが残っています。何でですかね?洗濯って、そんなに皆で集まってやるものだったのかしら?それとも、日本と違って、雨が少ないから水が貴重だったのかしら?

いつか「イタリアの歴史と洗濯」というテーマに取り組んでみたいですね。私が「いつか」と言うときは、たいていは遠い遠い未来のことを指しますよ…。

ナヴィリオ地区へのアクセス

ナヴィリオ地区へは、ミラノ中心街から歩いて行くなら、ドゥオーモあたりから30分程度です。途中で、サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会や、サンテウストルジョ教会などに立ち寄りながら、歩いて行くのも楽しいです。

電車・地下鉄を使うなら、ポルタ・ジェノヴァ駅を利用します。イタリア国鉄のFS線と地下鉄M2が通っている便利な駅です。

この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。