【目次】
当サイトのイチオシ!ボルゲーゼ美術館!
ローマで、バチカン美術館の次におすすめしたい美術館は、ボルゲーゼ美術館。
ローマの中心部から少し離れている&完全予約制で、訪問のハードルが少し高く感じる美術館です。
ですが、カラヴァッジョやベルニーニの最高傑作と出会えます!
全体的に妖しい美しさを醸し出している芸術作品が多く、イタリアの美術館の中でも「濃い」鑑賞ができる美術館です。
完全予約制で見学人数を制限しているため(一度に最大360人までしか入れない)、館内がそれほど混雑せず静かに鑑賞できるのも魅力の美術館です。
ボルゲーゼ美術館のポイント
- 完全予約制
- ローマの中心部から離れていてアクセスが少し大変
- カラヴァッジョやベルニーニの最高傑作をはじめ妖美な作品が多い
ボルゲーゼ美術館の見どころ、予約方法、アクセス方法、当日の注意点など、ボルゲーゼ美術館を徹底ガイドします!
ボルゲーゼ美術館の見どころは大きく3つ!
ボルゲーゼ美術館の見どころは大きく3つあります。
- 世界最大のカラヴァッジョコレクション
- ベルニーニの傑作彫刻コレクション
- ルネサンス絵画の傑作コレクション
この3つのポイントからボルゲーゼ美術館の見どころを紹介していきます!
世界最大のカラヴァッジョコレクションが「濃い」!
ボルゲーゼ美術館は、カラヴァッジョのファンには外せないスポット!
カラヴァッジョとは
カラヴァッジョは16世紀後半から17世紀にかけて活躍した、イタリアのバロック美術を代表する画家。人物描写に長けていて、光と闇の使い方も特徴的。天才画家である一方、素行には問題が多く殺人まで犯し、波乱万丈の生涯を38歳という若さで閉じている。
ボルゲーゼ美術館で観賞できるカラヴァッジョの絵は6作品で、カラヴァッジョ作品の所蔵数世界一を誇ります。すべて下の階の同じ部屋に集められています。
ボルゲーゼ美術館のカラヴァッジョ作品
- 果物籠と青年
- 洗礼者ヨハネ
- 聖ヒエロニムス
- 馬丁の聖母
- ゴリアテの頭を持つダヴィデ
- 病めるバッカス
そしてボルゲーゼ美術館が所蔵しているカラヴァッジョ作品は、何というか「濃い」んです。一つずつ紹介します!
果物籠と青年
「果物籠と青年」
西洋絵画に描かれる果物は、「今はみずみずしいけど、いずれ腐る」…栄枯盛衰や無常観と少し似たメッセージ性を持つ「ヴァニタス画」であることが多いです。
「ヴァニタス画」だとしても…果物籠を持っている青年の妙に媚びたような表情と、肩をはだけた衣服の着方…目をそらしたいのだけど目が離せない…そんな作品です。
洗礼者ヨハネ
「洗礼者ヨハネ」
こちらは美しい宗教画…ではありますが、美少年として描かれた洗礼者ヨハネのポーズや衣服の着方が、聖人にしてはなまめかしすぎるような…。
聖ヒエロニムス
「聖ヒエロニムス」
やせこけた老人の腕の先に、髑髏が描かれていてギョッとします。
髑髏は聖ヒエロニムスのアトリビュート(=よく一緒に描かれる目印)ではあるのですが、闇の中で奇妙なほど目立っている髑髏の存在感が、いかにもカラヴァッジョ作品という感じ。
馬丁の聖母
「馬丁の聖母」または「聖母子と聖アンナ」。
聖母マリアが幼子キリストと一緒に、原罪の象徴であるヘビを踏み、それを聖母マリアの母アンナが見守っているという宗教画ではありますが…
注文主から「聖母の胸元が開きすぎている」とクレームのついたいわくつきの作品です。
それに加えて聖人たちの表情が聖人に見えないですよね。人間の生の感情があふれ出ているような…
ゴリアテの首を持つダヴィデ
「ゴリアテの首を持つダヴィデ」。
注目してほしいのは、ダヴィデが持っているゴリアテの生首はカラヴァッジョの自画像だと言われていることです。
生々しくて汚らしい生首…ダヴィデだって顔をしかめていますね。よくこんな自画像を描くよな…と、カラヴァッジョの精神状態が心配になります。
病めるバッカス
そして最後に「病めるバッカス」。
果物が描きこまれたこの絵も、「果物籠と青年」と同じ「ヴァニタス画」でしょう。
ですが、美しい若者と果物がセットである「果物籠と青年」とは対照的に、病んだ人物が描かれています。
この病人はカラヴァッジョ自身の自画像とも言われ、この絵は「自画像としてのバッカス」という別名で呼ばれることもあります。
病んだ自画像に、生首としての自画像…殺人を犯したカラヴァッジョの心の闇…という一言で語ってよいものなのか…ボルゲーゼ美術館のカラヴァッジョ作品鑑賞は非常に濃い体験になるでしょう。
ベルニーニの傑作彫刻を見よ!
ボルゲーゼ美術館では、ベルニーニの傑作彫刻に出会えます。
ベルニーニとは
ベルニーニは17世紀に主にローマで活躍したバロック期の芸術家。特に彫刻作品が有名。サンタンジェロ橋を飾っている天使像やナヴォーナ広場の噴水像を手がけている
ボルゲーゼ美術館にはベルニーニ作品がいくつかありますが、特に見逃せないのはベルニーニの最高傑作とも呼べる2つの彫像「プロセルピナの略奪」と「ダフネ」です。
プロセルピナの略奪
「プロセルピナの略奪」は、ギリシャ神話のエピソードに基づいた作品です。
要するに誘拐…ギリシャ神話の神様はとんでもないな…
この作品は、ゴツゴツしたプルートと、大理石なのになめらかでしなやかに見えるプロセルピナの対比が見事です。
「離さない」とばかりにプルートの指がプロセルピナの肌に食いこんでいて、プロセルピナを助けてあげたくなる、美しいながらも悲痛な作品です。
アポロとダフネ
「アポロとダフネ」もギリシャ神話モチーフの作品です。
「プロセルピナの略奪」と似ていますが、いくつか相違点があります。
- プロセルピナと違ってダフネは逃げ切っている
- アポロはプルートと違って自分の意志はなく、盲目な恋の病で追いかけている
- アポロはプルートよりずっとイケメン
いやー、この作品のアポロも大変にイケメンなんですが、恋の病に冒されている目つきがヤバイです。
ダフネのめっちゃ嫌がっている表情といい、彫刻でよくこんな表現ができるよな…と感動します。
また、ダフネの体の一部は月桂樹になりかけていて、特に指先は精巧な作りになっています。ぜひ現地で超絶技巧に驚いてください!
ルネサンス絵画の傑作も楽しめる!
カラヴァッジョとベルニーニというバロック期の絵画・彫刻の両巨匠の作品だけでもお腹いっぱい!…なのですが、ボルゲーゼ美術館の上階では、ルネサンス絵画の傑作にも出会えます。
ラファエロ「一角獣を抱く貴婦人」
ボルゲーゼ美術館には、ルネサンスの天才画家ラファエロの作品「一角獣を抱く貴婦人」があります。
ラファエロは女性の肖像画を何点か残していますが、まっすぐなまなざしが魅力的なこの作品が私は一番好きです!
構図があの「モナリザ」に似ていると指摘される作品ですが、ラファエロは先輩のレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ作品の特徴を、無邪気に取り入れてしまう(でも憎まれない)性格だったと言われています。
画中になぜ一角獣が描かれているかというと、架空の生き物である一角獣は「処女にしかなつかない」とされ、モデル女性の純潔さを証明するためだとか。
もしくは、モデルは教皇アレクサンデル6世の愛人ジュリア・ファルネーゼで、ファルネーゼ家のシンボルとして一角獣が描きこまれているという説もあります。
ジュリア・ファルネーゼが登場する漫画
ジュリア・ファルネーゼは惣領冬実さんの漫画「チェーザレ」に登場します。めっちゃ美人ですがウラがありそうな表情が印象的な登場人物です。
ティツィアーノ「聖愛と俗愛」
ボルゲーゼ美術館の絵画部門の中で、特に有名なのがティツィアーノの「聖愛と俗愛」。
右側の裸の女性が飾り気のない「聖愛」で、左側の着飾った女性が虚飾にまみれた「俗愛」というのが定説ですが、逆の説もあるミステリアスな一枚です。
ファッション的には左側の女性が「俗愛」なのでしょうが、表情は左の女性の方が穏やかで「聖愛」に見えなくもない。右側の女性は挑発的なんですよね。
真ん中にいる小さな子どもは愛の神クピド。彼が何かをかき混ぜていることから、「聖愛」と「俗愛」はつねに混ざり合っている…なんてメッセージを読み取ることもできる!?
コレッジョ「ダナエ」
こちらはパルマを中心に活躍したルネサンス画家コレッジョ作の「ダナエ」。
コレッジョの最高傑作と言われる、ギリシャ神話のゼウス求愛エピソード四部作のひとつです。
MEMO
ギリシャ神話で恋多き全能神ゼウスは、嫉妬深い妻ヘラの目を逃れるため(?)いろいろなものに変身して美女・美少年に近づきます。コレッジョはゼウスの変身求愛モチーフの絵を4枚描いています。「ダナエ」以外の3作は「ガニュメデスの略奪」「ゼウスとイオ」(共にウィーン美術史博物館)「白鳥とレダ」(ルーブル美術館)
画像ではわかりにくいですが、現地で見ると、ダナエの足のあたりにゼウスが黄金の雨となって降り注いでいるのがわかります。
左側にいるのは愛の神クピドで、黄金の雨がダナエに到達するように、ダナエの服を脱がそうとしているとか…。ダナエはこのエピソードの後、ギリシャ神話の英雄ペルセウスを身ごもります。
イタリアには、数多くの名立たる美術館がありますが、その中でもボルゲーゼ美術館は展示品に暗くて深い美しさがあり、アクの強さが際立つ、心に残る美術館です。
私がボルゲーゼ美術館を訪問したときの旅行記に、館内で観賞した作品の感想を書いていますので、よろしければ旅行記ブログの方でごらん下さいませ→2/28ローマ旅行記8 欲望は、眠らない
ボルゲーゼ美術館の予約方法
ボルゲーゼ美術館の大きな特徴が、完全予約制ということです。
予約する際に注意したいのは、ボルゲーゼ美術館入館にローマパスを使うかどうかで予約の方法が異なるということです。
ローマパスを使わない場合の予約方法
ボルゲーゼ美術館にローマパスを使わないで入館する場合は、大きく3つの予約方法があります。
ローマパスを使わない場合の予約方法
- 公式サイトからオンライン予約
- 電話で予約(06-32810)
- 宿泊するホテルに予約を委託
本来なら公式サイトでオンライン予約したいところですね。
ですが、ボルゲーゼ美術館の公式サイトは動作が不安定で、かつオンライン予約はあっという間に売り切れてしまうことがあります。10日先くらいまでの予約しか受け付けてないこともあります。
じゃあどうするか…ですが、オンラインで枠が埋まっている場合でも諦めず、電話予約してみるといいかもです。イタリアの美術館はオンライン予約の枠が限られていることがあるので。
また、オンラインで予約が始まっていない日時に早めに予約を取りたい場合も、私だったらとりあえず電話でトライします。
ボルゲーゼ美術館の電話予約方法
電話番号 | +39 06 32810 |
予約受付時間 | 月~金 現地時間9時半~18時 日本時間だと17時半~深夜2時 イタリアがサマータイム時の4~10月は16時半~深夜1時 |
- 最初にイタリア語か英語かを選ぶアナウンスが流れるので英語の「2」のボタンを押す
- 次に個人か団体かを聞かれるので、個人の「1」を押してオペレータにつながるのを待つ
- 同じ電話番号で他の予約を受けていることがあるので、最初に「ボルゲーゼ美術館の予約」であることを伝えるとスムーズ
- 名前、訪問人数、訪問予定日、希望時間を伝える
- クレジットカード情報を聞かれる場合があるので手元に用意しておく
- 予約コードを聞き取ったら終了
私の英語力はNHK講座のラジオ英会話が7割ほど聞き取れる程度ですが、予約できました!とはいっても予約コード最後まで聞き取れなかったんだけどね…。入館させてもらえました。
電話予約に自信がない場合は、宿泊するホテルに予約を取ってもらえないか交渉するのもアリです。予約手数料を請求されることもありますが、€2~3程度であれば良心的だと思います。
ローマパスを利用する場合の予約
ローマパスの無料もしくは割引特典を使って入場する場合は、二通りの予約方法があります。
ローマパス利用の場合の予約方法
- ローマパス専用予約サイトからオンライン予約
- ローマパス公式サイトにメールを送る
ローマパス利用の場合もオンライン予約は売り切れていることが多いです。
その一方で、メールを送る方法だと予約に成功したという口コミを結構見るので、とりあえず訪問予定日が決まったら、早めにromapass@tosc.it宛てにメールを送信することをおすすめします(メールアドレスはローマパス公式サイトで確認を)。
英語でメールする場合の例文
Dear Sir/Ma’am,
Hello.
I’d like to make a reservation for Borghese Gallery.
Date:Thursday, 11th June 2024
Time:11:00 am
Number of people:2
Name:Hanako Hengoku
Country of birth:Japan
Best regards,
担当者様
こんにちは。
ボルゲーゼ美術館の予約をお願いします。
日付:2024年6月11日木曜日
時間:午前11時
予約人数:2人
名前:辺獄花子
国籍:日本
よろしくお願い致します。
メールで予約を取る場合の雛形を作ってみました。この時間が取れない場合、他の時間でもよければ「If that time is not available,anytime is OK(もしこの時間が空いてなければ何時でも大丈夫です)」とつけ加えましょう。
ボルゲーゼ美術館予約についてのアレコレ
ボルゲーゼ美術館予約について、気になるアレコレについてまとめました。
ボルゲーゼ美術館の予約開始は2週間前が目安
ボルゲーゼ美術館の予約は、訪問する何日前から受け付けているのかというと…ナゾです。
オンライン予約だと現在は10日くらい先の予約枠しか表示されませんが、もっと早くに予約を取ったという口コミを見ることもあります。
いろいろな情報を総合すると、2週間前~10日前から予約を受け付けているという印象ですが、電話予約やメール予約はもっと早くからできる可能性はあります。
ボルゲーゼ美術館の予約は以前より取りにくくなっている印象です。訪問する日が決まったら、すぐに予約の準備を始めることがおすすめです。
ボルゲーゼ美術館の当日予約はキビシイ
ボルゲーゼ美術館は、1回の入場者数が180人までで、定員に達していない場合は当日でも窓口で予約ができます。
ですが私が足を運んだ日は、当日予約に来た人たちがことごとく「空きがない」と断られていました。
ボルゲーゼ美術館はローマの中心部から離れているため、わざわざ足を運んで当日予約ができなかった…となると、時間がもったいないです。
「当日予約はできない」という前提で、事前に予約しておきましょう。
第一日曜日は無料だけど予約が難しい
ボルゲーゼ美術館は、毎月第1日曜日は無料開放日です。
完全予約制のボルゲーゼ美術館は、この無料開放日も予約を取らなければなりません。
しかし、無料開放日の予約は激しい争奪戦となり、あっという間に売り切れてしまいます。
無料開放日の予約は10日前から開始と公式サイトに明記されています。
オンライン予約、電話予約どちらもつながりにくくなります。オンライン班と電話班とに手分けして予約チャレンジするのがよいかもですね。
ローマパスの無料特典でボルゲーゼ美術館に入館する人は、第一日曜日の予約を取るのはモッタイナイので避けましょう!
17:45からの「last slot」はお得なチケット
ボルゲーゼ美術館には英語で「Last slot」イタリア語で「Ultimo turno」と呼ばれる、お得な夕方限定チケットがあります。
17:45~19:00の入場となるチケットで、鑑賞時間が1時間15分と短いですが、その分チケット料金がお得です。
「主要作品だけ鑑賞できればOK」という場合は、ボルゲーゼ美術館はそこまで広くなく、1時間15分での鑑賞はじゅうぶんに可能です。
このチケットで入場する場合は、お目当て作品を見逃さないように、事前に予習しておくのがおすすめ!
ボルゲーゼ美術館への行き方・アクセス方法
ボルゲーゼ美術館は、ローマの城壁の北側、ボルゲーゼ公園内にあります。
ローマの他の見どころとは少し離れているので、アクセスの難易度がちょっと高いです。
ボルゲーゼ美術館へバスで行く方法と、徒歩で行く方法を解説します。
ボルゲーゼ美術館にバスで行く
私がボルゲーゼ美術館へ足を運んだ時には、美術館の目の前まで行くミニバス116番でアクセスしたのですが、現在この116番のミニバスは走っていないので、他のアクセス方法をご紹介します。
現在は、ボルゲーゼ公園から歩いて3分程度の「Pinciana/Museo Borghese(ピンチアーナ/ムゼオ・ボルゲーゼ)」というバス停が、ボルゲーゼ美術館の最寄りのバス停となっています。
他にも、ボルゲーゼ公園入口、ピンチアーナ門近くの「S. Paolo Del Brasile(サン・パオロ・デル・ブラジーレ)」というバス停も、ボルゲーゼ美術館まで徒歩10分程度です。
ローマの市バスは非常に入り組んでいて、「Pinciana/Museo Borghese(ピンチアーナ/ムゼオ・ボルゲーゼ)」「S. Paolo Del Brasile(サン・パオロ・デル・ブラジーレ)」どちらのバス停も、複数のバスが通っています。
ボルゲーゼ美術館の公式サイトが記載している、バスの運行情報の中から主なものを抜粋してみます。
出発地 | とまるバス停 | バスの番号 |
---|---|---|
テルミニ駅 | Pinciana/Museo Borghese | 910、92 |
地下鉄フラミニオ駅 (ポポロ広場近く) | S.Paolo del Brasile | 89、490、495、61、160 |
地下鉄バルベリーニ駅 | Pinciana/Museo Borghese | 63 、83、52、53 |
S.Paolo del Brasile | 61、160 |
イタリアのバスは工事中などで路線が変わることがよくあるので、現地でも必ず確認してくださいね
イタリアでのバスの乗り方はこちらを見てね!
ボルゲーゼ美術館は徒歩で行ければその方がよいかも
ローマの市バスはわかりにくいです。道路も混雑するため、距離の割には時間がかかります。また、混雑した車内ではスリも多発します。
テルミニ駅、バルベリーニ地区、スペイン広場、ポポロ広場あたりからボルゲーゼ美術館までは、1.5㎞~2㎞程度の距離で徒歩20~30分くらいです。
歩いた方がかえって早く、安全に到着できるかも。私だったらこの辺からなら歩きます!
ローマパスでボルゲーゼ美術館へ行く場合は、ローマパスでローマのバス乗車が無料になりますが、ローマパスを利用しない場合は徒歩で行くことも選択肢に入れるのがおすすめです。
ボルゲーゼ公園内は緑が多くさわやかで、散歩も楽しいですよ!
コロッセオあたりからボルゲーゼ美術館に行くにはどうする?
ローマ中心部の南の方にある、コロッセオあたりからボルゲーゼ美術館まで徒歩で行くには、3㎞ほどの距離を歩くことになるため、ちょっとしんどいかもです。
コロッセオからボルゲーゼ美術館までは、地下鉄B線でテルミニ駅まで行き(2駅)、テルミニ駅から910、92番バスに乗るのがわかりやすい行き方だと思います。
コロッセオ周辺の地下鉄はスリが多発するので、じゅうぶんに注意してください!
ボルゲーゼ美術館観賞当日の注意点
- 予約時間の30分~15分前にはチケットを受け取ることが推奨されています。「遅れても入れた」という口コミはありますが、早めの到着を心がけましょう。
- 上階が絵画、下階が主に彫刻とカラヴァッジョ作品です。上階と下階は自由に行き来できます。
- 21 x 15 cm以上の大きな荷物はクロークに預けなければならないので、貴重品入れを持っていくか、小さなショルダーで行くことをおすすめします。荷物預けは切符売り場の後ろです。
- 鑑賞の制限時間は2時間で、時間になったらその回の予約者は出ていくように促されます。
- 以前は2時間での360人完全入れ替え制でしたが、現在は1時間ごとに180人入館します。何時の入場者かはシールを胸に貼ってわかるようにしています。
- 館内が大混雑しないような人数分しか予約を受け付けないので、館内での鑑賞はスムーズ。2時間でじゅうぶん堪能できます。
まとめ
ボルゲーゼ美術館は完全予約制の美術館!
以前より予約が取りにくくなっているようです。訪問したい場合は早めに予約の準備に取りかかりましょう!
また、ボルゲーゼ美術館はローマの他の見どころと離れています。計画的に訪問しましょう。
次のページローマと言えば古代遺跡!見逃せない遺跡系の観光名所はココ!
おすすめの関連記事
- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
- 2024年12月8日イタリア旅行のお土産のおすすめは?実際に喜ばれたもの・NGなもの
- 2024年12月2日イタリア旅行でのバスの乗り方マニュアル!これで困らない!
- 2024年11月29日イタリア旅行の買い物マナーで覚えておきたいたった1つのこと!
- 2024年11月27日イタリア旅行のタクシーの乗り方!ぼったくり被害防止の方法も!