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フォロ・ロマーノ

「永遠の都」と呼ばれるローマは、言わずと知れた、古代ローマ帝国の中心地だった町です。

ローマには、今でも古代ローマ時代の遺跡が多く残り、古代のロマンに思いを馳せる観光客を、世界中から惹きつけています。

ローマの定番の遺跡系の観光名所から、私が訪問して興味深かった遺跡まで、一挙にご紹介していきます。

コロッセオ

コロッセオは、言わずと知れたローマのシンボルです。外観はタダで見れますが、内部入場は有料です。

内部入場のためには、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘(フォロ・ロマーノから続いている)との共通券€12を購入します。

 コロッセオ単独の入場券は販売していません(2018年現在)。

コロッセオ入場の行列に並ばずに済む方法は?

コロッセオは、入場の大行列ができる観光地です。

コロッセオの入り口はロープで仕切られていて、チケットを今から購入する人の入口と、既に購入してある人の入口に、2つに分かれています。

で、今からチケットを購入する人の列の方が長蛇の列なので、チケットは先に購入しておくのがおすすめです。

コロッセオのチケットを事前購入する方法は、簡単な方法としては2通り。

 共通券を、フォロ・ロマーノかパラティーノの丘のチケット売り場で購入しておく
 ローマパスを購入しておき、2つ目までの観光地に無料入場できるという特典を利用する

ただし、今では、この方法は、あまりにも知れ渡りすぎているので、チケットを既に持っている人たちの列も、それなりに並んでいることも多いです。

コロッセオに並ばずに入場する方法については、もっと詳しい情報をまとめた記事がありますので、こちらもあわせてご覧ください→コロッセオで行列に並ばない4つの方法!ローマパスを使う?予約する?

コロッセオのミニ情報

 2階に上がる階段が、奥の方なので、忘れずに上ってきてください。この階段が、勾配が急なので、あまりヒールの高い靴などで行くと、降りる時などがちょっと危ないかもしれません。

 トイレはそれほど綺麗ではありませんが、1階のチケット売り場の奥の方にあります。

フォロ・ロマーノ

フォロ・ロマーノ

フォロ・ロマーノは、古代ローマの、政治の中心だった場所の遺跡です。

「なぜ、そんなものが2000年近く経っても残っているの?」と驚きますが、ローマ滅亡後、長い間、土砂に埋もれていて、19世紀から発掘が始まったのだそうです。

コロッセオの隣にあり、コロッセオとの共通券でのみ入場できます。政治の中心と、娯楽の中心が、古代ローマでは隣り合わせにあったというのが面白いですね。

とにかく広いので、見学には最低でも1時間は必要です。

フォロ・ロマーノのミニ情報

 フォロ・ロマーノの中では、食料を調達できません!広くてひたすらお腹がすくので、食べ物・飲み物を持ち込むのを忘れずに。敷物を持って行けば、遺跡の前でピクニックができます(何をしに行くのだ…)。

 私が行った3月上旬でも、日が差しているとかなり暑かったです。夏の旅行の方は、帽子やサングラスが必要です。

 ローマパスの無料特典を使ってコロッセオに入った場合は、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘も、その無料特典で入れるらしいです。コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘は、3つで1つの観光地とカウントするようです。(この情報は私が現地で確かめたものではないので、念のため現地で係員さんに確認して下さい)

 内部にトイレはありますが、数は少なく、あまり綺麗ではありません。

パラティーノの丘

パラティーノの丘

パラティーノの丘は、フォロ・ロマーノから続いている高台にある、古代ローマ時代の高級住宅地跡です。入場チケットは、フォロ・ロマーノ、コロッセオとの共通券のみです。

フォロ・ロマーノ自体がかなり広いので、パラティーノの丘に行く前に力尽きてしまう人もいると思いますが、パラティーノの丘は、遺跡の中にぽつぽつと花が咲いていて、印象に残る素敵な場所だったので、訪問をおすすめしたいです。

リヴィアの家は完全予約制になった模様

パラティーノの丘で妙な行列があったら、おそらくアウグストゥス帝の嫁・リヴィアの家の、内部の壁画見学のための行列です。赤系の、なかなか素敵な壁画でした。

私が行ったときは、パラティーナの丘にのぼってから、リヴィアの家の行列に並び、1回に5人ずつ入る形式でしたが、2018年現在、リヴィアの家は予約制になったようです。

しかも、リヴィアの家に入るためには、ローマの遺跡共通チケット「S.U.P.E.R. 」を€18で購入するのが前提です。

 この「S.U.P.E.R. 」は、コロッセオ+フォロ・ロマーノ+パラティーナの丘の共通券€12とは別のチケットです。上記の3つの遺跡の他、リヴィアの家や、アウグストゥスの家など、さらに7つの遺跡に入場できますが、有効期限は2日と短いです。詳しくは公式サイトでご確認ください。

「S.U.P.E.R. 」を購入したうえで、オンラインでリヴィアの家を予約するなら、€2が追加されます。

リヴィアの家への入場はガイド付きツアーとなり、所要時間は40分。ガイドはイタリア語と英語があります。

フォロ・トライアーノ(トラヤヌスのマーケット)

フォロ・トライアーノ

フォロ・トライアーノは、大通りを挟んで、フォロ・ロマーノの反対側にあります。

古代のショッピングセンターの跡地で、まるい形が印象的な遺跡です。遺跡好きの人は、フォロ・ロマーノと同じ日に訪ねて、丸々一日、遺跡の日にすれば素敵!

冬場は閉まっていることも多いです。閉まっていても、通りから外観は見ることができます。

フォロ・トライアーノの入り口

フォロ・トライアーノは、フォロ・ロマーノの近くから外観が見えているのですが、入り口が遠くてわかりづらいです。

フォロ・インペリアーリと呼ばれる、フォロ・トライアーノも含んだごちゃごちゃした遺跡群を迂回する形で、Novembre Ⅳ通りという通りに出て、フォーリ・インペリアーリ博物館という博物館から入場します。

博物館と、マーケットを含んだフォロ・トライアーノが共通券となっていますが、私が行った3月は、マーケット部分は閉まっていて入れませんでした。

 フォロ・ロマーノから、博物館に行く途中の階段で、段ボールを手に持ったスリ少女集団がうろうろしていたので、この周辺ではじゅうぶんに気を付けてください!スリ少女とニアミスした話の詳細はこちらの記事でご確認ください→ローマの治安を実体験で語る!3つの危険エリアと旅行者が注意したいこと

フォロ・トライアーノは工事中かも?

現在、トラヤヌスのマーケットについてのチケット情報を探しても、なかなか情報にたどりつけません。

ローマ市が管理しているので、こちらが公式のサイトかなと思うのですが…。

もしかしたら、現在工事中で、中に入れない可能性があるかもしれません。

パンテオン

パンテオン

パンテオンは、ローマ建築でおそらく唯一、「遺跡」ではなく、ほぼ完全な形で残っている建築物です。

ローマ神殿として建てられましたが、キリスト教の時代にも教会として使われたため、破壊や風化から逃れて、現在までその姿を伝えています。

内部は後代に改装され、ラファエロのお墓があることでよく知られています。

パンテオン前の広場は観光客でごった返していることが多く、ミサンガ売りなどの姿をよく見かけるので手荷物に注意して下さい。

パンテオンは2023年7月から内部入場が有料(€5)になりました。

サンタンジェロ城

サンタンジェロ城

ローマで一番正体不明の謎のお人なのが、このサンタンジェロ城。もともとはローマ時代の建造物なので、「遺跡」扱いとしました。

時代によって、お墓、要塞、監獄…と、いろいろな使われ方をした建造物です。その歴史を知るには、物語 イタリアの歴史2という本が面白いです。

屋上からは、サン・ピエトロ大聖堂がよく見えます。ローマのパノラマスポットは数多くありますが、サン・ピエトロ大聖堂を見るならここが一番かも。

個人的におもしろかったのは、入口から右手の方に回ったところから行く「サン・マルコ堡塁」。

サン・ピエトロ大聖堂とをつなぐ秘密の通路の、サンタンジェロ城側の入口がよくわかります。何の説明表示もないので、明るい時間に行った方が探しやすいです。

ちなみに、テヴェレ川に架かっている、サンタンジェロ城へと続くサンタンジェロ橋は、天使が橋の両側に立ち、天使の花道みたいで、非常に美しい橋です。私が一番ローマで好きな風景は、このサンタンジェロ橋の風景です。

サンタンジェロ城は私のお気に入りスポットなので、もっと詳しい単独の記事を作っちゃいました→サンタンジェロ城を徹底解説!見どころは?予約は必要?

カラカラ浴場跡

カラカラ浴場跡

高校の世界史で習って、何となく語呂がいいので、皆様覚えていると思われる「カラカラ浴場」。その遺跡が残っています。

やや観光ルートからは外れますが、コロッセオあたりからなら余裕で歩ける距離にあります。真実の口からも近いので、併せて訪問するのもおすすめです。

なかなか保存状態がよく、床モザイクなども残り、遺跡好きは楽しめる場所です!

ここまではあまり観光客も来ないためか、遺跡内部はすいていて、トイレも綺麗でした。

公式のチケット販売サイトはこちら→https://www.coopculture.it

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