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フィレンツェの名家といえば…何と言ってもメディチ家!

メディチ家

数多いフィレンツェの観光名所の中で、メディチ家との関連が深い宮殿や庭園などをご紹介します。

ヴェッキオ宮殿

フィレンツェ共和国の政庁が置かれていたヴェッキオ宮殿

現在でもフィレンツェの市庁舎として使われていますが、一部、観光客向けに公開されています。

フィレンツェの市街地が見渡せる塔や、ヴァザーリの壁画で飾られた五百人広間、秘密の通路ツアーなどたくさんの見どころがあります。

ヴェッキオ宮殿は広く、必見スポット満載なので、下記のページで特集しています。

メディチ・リッカルディ宮殿

メディチ・リッカルディ宮殿はメディチ家が建てたお屋敷ですが、のちにリッカルディ家の所有となったので、メディチ・リッカルディ宮殿と呼ばれています。

メディチ・リッカルディ宮殿

建物には赤い玉が並んだメディチ家の紋章が見られます。

メディチ家の人々が絵の中に描かれた、ゴッツォリの『ベツレヘムに向かう東方の3賢王』のフレスコ画が有名です(私が訪問した時は写真撮影禁止でした)。

描かれている馬に乗ったロレンツォ・ディ・メディチは美化されていると言われてますが、かなり美少年です。

この、有名なフレスコ画がある部屋は「マギの礼拝堂」と呼ばれています。

メディチ・リッカルディ宮殿

美しい柱が立ち並んでいる中庭から、「Cappella dei Magi」と矢印で示された階段を上ります。順路がしっかり書いていないので、わかりにくいです。

メディチ・リッカルディ宮殿

メディチ・リッカルディ宮殿はフィリッポ・リッピの『聖母子像』も所有しています。絵の裏側には、リッピが描いたと思われるデッサンが残っています。

館内はそれほど広くはなく、鑑賞の所要時間は30分~1時間くらいが目安です。

メディチ・リッカルディ宮殿

  • イタリア語:Palazzo Medici Riccardi(パラッツォ・メディチ・リッカルディ)
  • 公式サイト:http://www.palazzo-medici.it

ボーボリ庭園

フィレンツェ ボーボリ庭園

ボーボリ庭園は、アルノ川の向こう側、ピッティ宮殿の後方に広がるのどかな庭園です。

観光客が多く華やかなフィレンツェ中心街の喧騒から離れたい時には、ボーボリ庭園の散策がおすすめです。

ピッティ宮殿内に入っている、パラティーナ美術館と同じ日に行くと便利です。チケットは、パラティーナ美術館と同じピッティ宮殿のチケット売り場で購入します。

庭園内はかなり広いです。全体を回るなら、所要時間として1時間は見ておいた方がよいでしょう。

ボーボリ庭園からのフィレンツェの眺望

フィレンツェ ボーボリ庭園

ボーボリ庭園は小高い丘のようになっており、上っていくと、ドゥオモのクーポラとジョットの鐘楼が目立つフィレンツェの遠景を眺めることができます。

ミケランジェロ広場との眺望とはまた違って、のどかな木々の向こうに、バラ色のクーポラが見えます。

「フィレンツェの全体像を眺望したいけどミケランジェロ広場まで行く時間がない」という方は、ボーボリ庭園への入場で代替案にする、というプランもありだと思います。

ブオンタレンティのグロッタ(人口の洞窟)

フィレンツェ ボーボリ庭園

ブオンタレンティのグロッタは、「グロテスク」の語源にもなったと言われる人工洞窟です。

昔はミケランジェロの彫刻作品が中に置かれていたそうです(現在置いてあるものはレプリカ)。

私が行った際は、外からのみの見学でしたが、現在では時間制で中に入場できるという情報もあります。詳細は切符売り場などで尋ねてみて下さい。

ボーボリ庭園内の、ピッティ宮殿近くの出口付近にあります。

太った小人と亀の像(バッカスの噴水)

フィレンツェ ボーボリ庭園

ボーボリ庭園で人気があるひとつが、フィレンツェに実在した宮廷の召使をモデルにしたとか言われる、太った小人の像です。小人だから小さいです。

この像、『バッカスの噴水』と呼ばれることがありますが、さすがにバッカスではないように見えるし(バッカスはカラヴァッジョの有名な絵のせいで不遇ですが実は美形神)、噴水というには水がちょろちょろしか出ていません。

しかし私は、この小人の像が大好きなんです!小人が乗ってる亀も「お前なんか乗せたくないんだよ!」と言ってるみたいな、相当なツラガマエです。

実にユーモラスでかわいらしいので、ボーボリ庭園に入ったら、ぜひご対面してきて下さい。ブオンタレンティのグロッタのやや上の方にあります。

ボーボリ庭園

  • Giardino di Boboli(ジャルディーノ・ディ・ボーボリ)
  • 公式サイト(英語版):https://www.uffizi.it/en/boboli-garden
  • ウフィツィ美術館やパラティーナ美術館との共通券あり
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この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。