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ウフィツィ美術館とは?

ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)」とは、ルネサンス期の傑作絵画を多く所蔵している、フィレンツェの有名な美術館です。

イタリア語の発音では「ウッフィツィ」の方が近いですが、日本では「ウフィツィ美術館」と呼ばれることが多いので、このページでも「ウフィツィ」と表記します。

ウフィツィ美術館の展示物は、ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』『』をはじめ、「世界で最も有名な絵のひとつ」と呼べる傑作がそろっています。

フィレンツェ観光で欠かせない名所のひとつです。

ウフィツィ美術館に5回入ったことがある私が、予約情報や必見作品など「ウフィツィ美術館のすべて」を語ります!

ウフィツィ美術館の予約について

ウフィツィ美術館の予約について

  • 予約は本当に必要か?
  • 予約してある場合の入場方法
  • 予約の取り方
  • 当日予約はできる?

…などの情報をまとめてみました!

ウフィツィ美術館の予約は必要?

フィレンツェ ウフィツィ美術館

フィレンツェの行列ができる観光スポットの中で、最も行列が長いのがウフィツィ美術館です。

そんな、行列のできるウフィツィ美術館予約して入館する観光客も多いです。

予約料は€4(500~600円)。果たしてウフィツィ美術館は予約すべきか?

私は計5回のウフィツィ美術館入館で、2回は予約入場、3回は予約なしで入りました。

予約なしで入った3回は、すべて2~3月の夕方5時以降の入館で、待ち時間は10~20分でした。

この経験から考えると、オフシーズンの夕方にウフィツィ美術館に入る予定の方は予約は必要ないと思います。

ただしウフィツィ美術館は18時50分には閉まり、18時30分くらいからは閉まってしまう部屋もあるので、夕方に訪問する場合は頭に入れておきましょう。

予約して入場した2回はオフシーズンの午前中に訪問しましたが、予約していない人たちの行列は長かったです。夏場はもっと長い行列になることが予測されます。

フィレンツェにゆっくり滞在できる方は、並んでいる間はガイドブックなどを読んで、ウフィツィ美術館の予習に充てればちょうどよいのですが、フィレンツェで過ごせる時間が短い方は予約して時間を節約することをおすすめします

とはいえ夏場は「予約していても結構並んで待った」という話もあります。

それでも、予約しないよりは早く入れるハズ…(イタリアのことだから口ごもる私)!

こんな場合はウフィツィ美術館の予約がおすすめ

  • 夏季の観光シーズンにウフィツィ美術館を訪問する
  • フィレンツェで過ごせる時間が少ない
  • 長い行列には絶対に並びたくない!

予約した場合のウフィツィ美術館の入場の仕方

フィレンツェ ウフィツィ美術館

ウフィツィ美術館を予約してある場合は、予約番号を控えておくことが必要です。

また、予約したチケット受け取りの窓口はウフィツィ美術館の入り口とは離れているので注意して下さい。

予約している場合は行列がずらーっと並んでいる通路のお向かいにある建物へ行き、3番窓口で予約番号を告げて、チケットを受け取ります。

チケットを受け取ったら、行列が並んでいる建物に戻ります。

行列の左側にロープが張ってあり、この左側のスペースが予約者専用の入り口なのでこちらから入館します。

まちがっても、チケットを握りしめたまま行列(予約していない人たちの列)に並んでしまわないように気を付けて下さい。

よくわからない場合は、チケットを見せて入り口の係員に身振りで訴えれば誘導してもらえます(それほどわかりにくくないので、心配無用!)。

ウフィツィ美術館の予約入場の手順

  • 行列ができている方とは反対側の建物へ行く
  • 3番窓口で予約番号を伝えてチケットを受け取る
  • 行列の左側にある予約者専用入り口から入場する

ウフィツィ美術館の予約を取る方法は?

ホテルのフロント

ウフィツィ美術館は、公式のチケット販売サイト(英語版)でのオンライン予約もできますが、ホテルに予約の手配をお願いするのが一番簡単です。

ウフィツィ美術館の予約は簡単に取れるので、フィレンツェのホテルであればたいてい快く引き受けてもらえます。

チケットの引き取りには予約番号が必要なので、必ずフロントや事前メールで予約番号を教えてもらって、ウフィツィ美術館に行く当日は番号を控えて持っていくことを忘れないようにして下さい。

ただしホテルによっては、ウフィツィ美術館の予約に高額な手数料を請求される場合もあるようです。評判の良いホテルであれば大丈夫だと思いますが…。

ウフィツィ美術館の予約は手数料が取られるような難しいものではないので、€1~2のチップ以上の手数料を請求される場合は、ホテルに委託せず自力でオンライン予約をした方がよいです。

どうしても自分で予約するのが難しい場合は、オプショナルツアーの専門サイト楽天Voyaginで、日本語でウフィツィ美術館の予約を申し込めます→楽天Voyaginウフィツィ美術館予約ページ

ウフィツィ美術館は当日予約もできる!

ウフィツィ美術館

ウフィツィ美術館の入り口には電光掲示板があり、「この行列スゴすぎない~?€4払ってこの行列をすっ飛ばす方法もあるのよ!」という概要のイタリア語・英語が、繰り返し表示されていました。

どういう意味なのかな?とちょっと考えましたが、コレ、当日予約ができるという意味なんですね。

この電光掲示板には、現在の予想待ち時間も表示されます。

それを見て「そんなに待ってられないよ!」と思う方は、ロープで仕切られている左側の通路から入り、当日予約受付の窓口で手続きすればよいそうです。

この当日予約で、その場ですぐ入場できる場合もありますし、もう少し後の時間しか空いていなければ、予約を取っておいて時間になるまで他の場所で遊んでくるという方法もあります(つまり行列に並ばずに、時間になれば帰ってくればよい)。

ただこの方法だと、当日予約に空きがないこともあり、確実に予約券をゲットできるかはわからないというデメリットがあります。

ウフィツィ美術館の必見作品ベスト10!

私・辺獄の独断になりますが、ウフィツィ美術館で、ぜひ鑑賞をおすすめしたい作品を10作品挙げてみます。

ピエロ・デッラ・フランチェスカ『ウルビーノ公夫妻の肖像』

フィリッポ・リッピ『聖母子と二人の天使』

『聖母子と二人の天使』

ボッティチェリ『春』

ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』

『ヴィーナスの誕生』

ボッティチェリ『マニフィカートの聖母』

『マニカフィートの聖母』

ボッティチェリ『受胎告知』

『受胎告知』

ペルジーノ『ピエタ』

ラファエロ『ひわの聖母』

『ひわの聖母』

ラファエロ『自画像』

カラヴァッジョ『バッカス』

『バッカス』

ウフィツィ美術館ではボッティチェリを楽しもう!

ベスト10にボッティチェリが多いのは、私がボッティチェリオタクだからだけではなく、そもそもウフィツィ美術館はボッティチェリ作品の所蔵数が多いんです。

そして、ただ多いだけでなく、ボッティチェリの傑作が集結しているのがウフィツィ美術館なのです。

『春』と『ヴィーナスの誕生』の有名二作品は、防弾ガラスに入れられているため、あまり色が鮮やかに見えません。

そのためもしかしたら、「写真で見たほうが良かった…」という感じる方がいるかもしれません。

そんな場合は、色彩は他のボッティチェリ作品で楽しみましょう。

『マニフィカートの聖母』の色彩は素敵ですし、『受態告知』はそのまま音が聴こえてきそうな躍動感のある作品です(ボッティチェリの話を始めると終わらないのでこの辺で自重)。

ミケランジェロもレオナルド・ダ・ヴィンチもある!

ベスト10に挙げた以外にも、ウフィツィ美術館にはルネサンス美術の名画がもりたくさんです。

ミケランジェロの希少な額縁に入るサイズの絵画『聖家族』や、レオナルド・ダ・ヴィンチの初期作品『受胎告知』もあります。

『受胎告知』

ウフィツィ美術館で鑑賞できるレオナルド・ダ・ヴィンチの作品で個人的におすすめなのは、師匠のヴェロッキオの『キリストの洗礼』に、弟子時代のレオナルドが描きこんだ部分です。

『キリストの洗礼』

左端の天使とその背後の風景を弟子時代のレオナルド・ダ・ヴィンチが手がけたと言われています。

右側の天使は、同じくヴェロッキオの弟子だったボッティチェリが描いたという説もあります。

ウフィツィ美術館の鑑賞 所要時間はどのくらい?

フィレンツェ ウフィツィ美術館

ウフィツィ美術館の鑑賞にどのくらい時間が必要かですが、もちろん、鑑賞の速度や、興味・好みなどによって変わってきます。

それでも一般的な鑑賞時間を答えるなら、1時間半~2時間だと思います。

「もっと時間をかけて見たい」という方もいるかもしれませんが、展示室の人混みの中にずっといるのは想像より疲れます。

休みながらでも時間をかけて見たいという場合は、ウフィツィ美術館の3階部分(主要な展示物のある階)に長廊下があり、そこから各展示室に入れるようになっているので、一度長廊下に出て椅子に座って休憩しましょう。

長廊下からはどの展示室にも入れますので、一度通った順路にも戻ることができます。

ラファエロやカラヴァッジョ作品などがある下の階からも、上の階に戻れます。

ウフィツィ美術館の眺めの良いテラスカフェで一休み

フィレンツェ ウフィツィ美術館

ウフィツィ美術館には、目の前のヴェッキオ宮や、ドゥオモ、ジョットの鐘楼などが拝めるテラスカフェがあります。

このカフェで休憩を取りながら、ゆっくりと美術鑑賞するのもおすすめです。

お値段はもちろん街角のバールよりは高いですが、目玉が飛び出すほどのぼったくり価格ではなかったと記憶してますし、コーヒーやお菓子の味もそれほど悪くありません。

3階部分の奥の方にあります。

ウフィツィ美術館のあれこれミニ情報

  • 以前は禁止だった、館内展示物の写真撮影がOKになりました。ただしフラッシュ撮影はNGだそうです。
  • 展示物はだいたい年代順に並んでいるので、順路通りたどるとイタリア絵画の歴史を辿れます。意識しながら鑑賞すると面白いかもです。
  • ウフィツィ美術館はよく改装を行っていて、いつ行っても展示場所が変更になっている作品があります。ガイドブックなどの館内図と異なる可能性もありますので、お目当て作品が見つからない場合は係員に尋ねましょう。「Excuse me+ガイドブックの絵を指さす」だけで通じるので大丈夫!
  • 入口前にトイレがあります。私はここに忘れ物をして、入場後に気づいて取りに戻らせてもらいました。空いている時間だったので大丈夫でしたが、混雑時は戻れない可能性もあるので気を付けて下さい。トイレは入場した後でも館内にあります
  • ウフィツィ美術館は、常設作品以外にもたくさんの作品を所蔵しています。実は、展示しているのは所蔵している作品の半分程度だそうです。日本で行われたウフィツィ美術館展に出展していた作品が、いざウフィツィ美術館に行ってみたら見つからない!ということもよくあります。
  • パラティーナ美術館、ボーボリ庭園とのお得な共通券があります。5日間有効です。

ウフィツィ美術館

  • イタリア語:Galleria degli Uffizi (ガッレリア・デッリ・ウッフィツィ)
  • 公式サイト:https://www.uffizi.it/
  • 日本語で予約ができるサイト:楽天Voyagin
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