【目次】
ヴェネツィアに他の町から鉄道で入る!
ヴェネツィアには、サンタ・ルチア駅という大きな駅があります。
freccia(旧ユーロスター)などの特急電車が止まるので、イタリアの他の町や、ヨーロッパの主要都市から、ヴェネツィアには鉄道で簡単にアクセスできます。
- ミラノからはFrecciaで2時間半
- フィレンツェからは直通のFrecciaで2時間
- ローマからは直通のFrecciaで3時間45分
ミラノよりもフィレンツェからの方が、移動時間が少ないことに驚くと思います。
ミラノとヴェネツィアは、同じ北部イタリアと言っても、意外と移動に時間がかかるんですよね。
ヴェネツィアは、オーストリアに近く、ウィーンから夜行列車を使ってヴェネツィアに入ることもできます。所要時間は10時間程度です。
ヴェネツィアには2つ駅があるから注意!
ヴェネツィアの主要な鉄道駅としては、サンタ・ルチア駅(Santa Lucia)の他に、メストレ駅(Mestre)があります。
この2つの駅の違いをかんたんに説明します!
サンタ・ルチア駅はどんな駅?
サンタ・ルチア駅は、陸から走ってくる鉄道の終着点で、運河の町ヴェネツィアの玄関口です。
駅を出ると、目の前にはさっそく大運河が、右から左へと流れています。
ここからは、鉄道はもちろんのこと、自動車は一切入ることができません。
メストレ駅はどんな駅?
メストレ駅は、陸側の駅で、近くには運河はありません。
この駅はヴェネツィア本島とは海で隔てられていて、メストレ駅で降りても、ヴェネツィア本島までたどり着くことはできません。
ヴェネツィア本島に行く場合は、必ずサンタ・ルチア駅で降車して下さい。
電車によっては、メストレ駅止まりで、メストレ駅でサンタ・ルチア駅行きの電車に乗り換えなければならないこともあります。
ヴェネツィアに行く場合は、なるべくサンタ・ルチア駅まで直通で行く電車を利用しましょう。
余談ですが、メストレ駅周辺は、安いホテルが多いので、格安ツアーなどでヴェネツィアでの宿泊がメストレ泊になることがあります。
「夜は寝るだけだし、メストレ泊でもいいかな」と思うかもしれませんが、運河のある本島に宿泊するのとは、やはり値段と同じだけの違いがあると思います。
出費を抑えるか、それともフンパツしてヴェネツィア本島に宿泊するか、よく吟味しましょう。
サンタ・ルチア駅にコインロッカーや荷物預かり所はある?
ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅にはコインロッカーはありません。
イタリアに限らず、ヨーロッパはテロへの警戒が強いので、コインロッカーを設置していない駅がほとんどです。
その代わりに、サンタ・ルチア駅には荷物預かりカウンターがあります(有料)。
駅の奥、1番ホームの近くにあり、料金は、最初の5時間が€6です。6時間以降は、12時間までは1時間ごとに€1加算、13時間以降は1時間ごとに€0.5加算されます。
詳細は、サンタ・ルチア駅の公式サイトでご確認ください。
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