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当サイトのイチオシ!コールス加盟教会共通券「コールス・パス(chorus pass)」

ヴェネツィア

さまざまなものが「観光地料金」であるヴェネツィア。

私のような節約旅行者には、いろいろハードルの高い町です。

そんなヴェネツィアで、私が最もおすすめしたい共通券がchorus pass(コールス・パス)です。

「chorus pass」とは、コールス(chorus)という団体に加盟している、16(実質は14)のヴェネツィアの教会に、€12で入場できる共通券です。

これらのコールス加盟教会は、共通券を買わずに個別に入場すると、入場料は€3です。

そのため、コールス加盟の教会を4つ以上訪問するならコールス・パスで元が取れます

ヴェネツィアのミラーコリ教会

コールス加盟の教会は、予想以上に見所のある教会が多かったです。

私は4つ5つ訪問する予定だったのですが、あまりにもコールス加盟教会巡りが楽しくて。16の教会のうち、11も訪問しちゃいました。

「コールス・パス」の有効期限は1年間と長いので(各教会の入場は1回ずつ)、ヴェネツィアにゆっくり滞在できるなら、この共通券購入をおすすめします。

町歩きの途中でコールス加盟教会が現れて、ふらっと中に入るのは、なかなか楽しいヴェネツィア歩きでした!

コールス・パスはどこで買える?

「コールス・パス(chorus pass)」は、コールスに加盟している教会の切符売り場で購入することができます

Venezia Unicaのサイトや、chorusのサイトでオンライン購入もできますが、現段階(2019年12月)ではオンライン購入の特典はなさそうなので、現地購入の方が楽だと思います。

VENEIZA UNICAによると、フラーリ教会(ティツィアーノの「聖母被昇天」所蔵)では、コールス・パスを販売していないようです。

コールス加盟教会を一挙ご紹介!

加盟している教会のうち、訪問した教会を中心に紹介します。コールスで割り振られている番号順に行きます。

コールス加盟教会は、すべて内部のカメラ撮影は禁止で、教会内部の写真はありませんのでご了承くださいませ。

サンタ・マリア・デル・ジリオ教会

サンタ・マリア・デル・ジリオ教会

サンタ・マリア・デル・ジリオ教会(Chiesa di Santa Maria del Giglio)は、外壁にローマやフィレンツェなど町の地図が彫られている教会です。

内部には、ティントレットルーベンスなどの作品があります。

サン・スタエ教会

サン・スタエ教会(Chiesa di San Stae)は、教会内部は普通ですが、教会正面にカナル・グランデが面していてロケーションが最高です。

できれば晴れた日に訪問し、広場前でのんびり過ごしたい教会です。

サント・ステファノ教会

サント・ステーファノ教会

サント・ステファノ教会(Chiesa di Santo Stefano)にはティントレット作品3点。

『最後の審判』には、猫ちゃんが描かれています(ついでに犬さんも)!猫好き必見の教会。

地盤が緩いためか鐘楼が傾いているのが、遠くからでもよくわかります。

サンタルヴィ―セ教会(未訪問)

サンタルヴィ―セ教会(Chiesa di Sant’Alvise)は、ヴェネツィアのカナレッジョ地区最北部にある教会です。

ティエポロの作品などを所蔵している教会ですが、やや他の見どころと離れた場所にあります。

サンタ・マリア・フォルモーサ教会(未訪問)

サンタ・マリア・フェルモーザ教会

サンタ・マリア・フォルモーサ教会(Chiesa di Santa Maria Formosa)は、ヴェネツィアにしては大きな広場に面した教会です。

Oratorio(祈祷堂)内に、ティエポロの作品があります。

サン・ピエトロ・ディ・カステッロ聖堂(未訪問)

サン・ピエトロ・ディ・カステッロ聖堂(Basilica di San Pietro di Castello)は、ヴェネツィア本島の東端、カステッロ地区にある聖堂。

長期滞在でないと、なかなかこの地区まで足を運ぶことはないかもしれません。私もここまで行けませんでした。

ティツィアーノヴェロネーゼの作品があり、結構雰囲気がよさそうな教会なので、次のヴェネツィア滞在の時こそはチャレンジしたい!

サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会

ミラーコリ教会

サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会(Chiesa di Santa Maria dei Miracoli)は、特別な美術作品があるわけではないですが、外観も内装もかわいらしく、おすすめの教会です。

「地球の歩き方」では「宝石箱のような教会」と紹介されていました。

サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会周辺は、運河と町並みがマッチした景色が美しく、観光ゴンドラがよく通る雰囲気の良い界隈になっています。

その反面、ミラーコリ教会に入場観光する観光客は少なく、落ち着いて観光できます(落ち着きすぎて椅子に座って居眠りをこいたのは私)。

レデントーレ教会(未訪問)

レデントーレ教会(Chiesa del SS. Redentore)は、ヴェネツィアの南、ジューデッカ島に建つ、天才建築家パッラーディオの傑作として名高い教会です。

教会内部に入るには、ジューデッカ島まで渡らなければなりませんが、大運河からよく見える教会ですので、外観はヴェネツィア滞在中に遠目でも拝む機会があるのではないかと思います。

サン・ジョヴァンニ・エレモシナリオ教会

サン・ジョヴァンニ・エレモシナリオ教会(Chiesa di San Giovanni Elemosinario)は、リアルト橋のすぐ近くなのですが、入り口がわかりにくかったです。

地図とにらめっこして、わかりづらい場合は、周りのヴェネツィア人に聞いてみて下さい。ティツィアーノ作品あり。

サンタ・マリア・デル・ロザーリオ教会

サンタ・マリア・デル・ロザーリオ教会(Chiesa di Santa Maria del Rosario/Gesuati)日本ではあまりガイド本に載っていない教会ですが、ティエポロの天井画が素晴らしいです。

対岸にジューデッカ島が見える開放的な雰囲気のザッテレ地区にあり、ロケーションもよく、おすすめの教会です。

「サンタ・マリア・デル・ロザーリオ教会」という名称以外に、「Gesuati」という別名でも呼ばれ、地図を見る場合に、別名で書かれていることもあるので、気をつけて下さい。

サン・ポーロ教会

サン・ポーロ教会(Chiesa di San Polo)は、ティエポロ親子の絵が鑑賞できる必見の教会です!

ティエポロ親子の絵は、教会内の祭壇画が一つと、カーテンで区切られた別室にあります。

別室にある、息子のジャンドメニコ・ティエポロ作、キリストの受難の連作は印象深い作品でした。

この別室では、必ず天井も見上げて下さい。お父さんのジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの、軽やかな天井画が描かれています。

サン・セバスティアーノ教会

サン・セバスティアーノ教会(Chiesa di San Sebastiano)は、2011年に訪問した際、内部がほとんど工事中でしたが、「なんか素敵な教会!」と感じたので、2019年の旅行で再訪しました。

2011年は古くてもげそうな扉から入りましたが、2019年は正面入り口から入れました。

さすがイタリア、8年後でも工事は終わっていませんでしたが、それでもかなり多くの部分が観賞できるようになっていました。

ヴェロネーゼ美術館と呼べるほど、ヴェロネーゼの絵で飾られています

勇ましい馬を下から見上げるアングルで描いた絵は、天井画を得意とするヴェロネーゼの本領がいかんなく発揮されています。

サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会

サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会

サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会(Basilica di Santa Maria Gloriosa dei Frari)は、コールスパスを購入したら、必ず訪問したい教会。

ティツィアーノの傑作『被昇天の聖母』、ベッリーニの『聖母と諸聖人』は必見。

コールス加盟の教会の中では、一番の大物教会と言えるでしょう。

ティツィアーノの『被昇天の聖母』は、正面入り口から入って教会内を真っ直ぐ歩くと、効果的に目に入ってきます。

VENEZIA UNICAによると、フラーリ教会ではコールス共通券を販売していないとのこと。他の教会で購入してからフラーリ教会へ行きましょう。混雑を避ける対策なのかも。

サン・ジャコモ・デル・オリオ教会

サン・ジャコモ・デル・オリオ教会(Chiesa di San Giacomo dall’Orio)では、ティツィアーノ『笞刑』、ロレンツォ・ロット『聖人たちと聖母子』、ヴェロネーゼの聖人たちの絵などを鑑賞できます。

サン・ジョッベ教会(未訪問)

サン・ジョッベ教会(Chiesa di San Giobbe)は、サンタ・ルチア駅近くにある教会で、ヴェネツィアでは珍しく、ルーカ・デッラ・ロッビアの作品があるようです。

ただし、2019年12月現在修復のため閉鎖中です。

サン・ジュゼッペ・ディ・カステッロ教会(未訪問)

サン・ジュゼッペ・ディ・カステッロ教会(chiesa di San Giuseppe di Castello)は、カステッロ地区にある教会。

ヴェロネーゼの作品があり、画像で見るとなかなか素敵な教会なのですが、VENEZIAUNICAのサイトには閉鎖中とあり、chorusのサイトには、礼拝の際にしか入れないと書いてあります。

訪問の難易度が高そうな教会です。

サン・ヴィダル教会(未訪問)

ヴェネツィアのサン・ヴィダル教会

サン・ヴィダル教会(Chiesa di San Vidal)は、アカデミア橋近くにある教会で、カルパッチョ作品があります。

Chorusのサイトには掲載されていますが、Venezia UnicaのChorus加盟教会のリストにはありません。新規加盟?

教会コンサートが開かれることで有名な教会です。

この教会もChorusのサイトには掲載されていますが、Venezia UnicaのChorus加盟教会のリストにはありません。

Chorusから脱退したかもしれない教会

マドンナ・デッロルト教会

ヴェネツィア コールスパス

マドンナ・デッロルト教会(Chiesa della Madonna dell’Orto)は、2011年にコールス・パスを使って入場した教会で、地球の歩き方の最新号にもコールス・パスで入場できると書いてありますが、コールス公式サイトの教会一覧にありません。

もしかしたら、現在ではコールスから脱退しているかもしれません。

公式サイトに名前がないので、コールス加盟以外の教会を紹介するページで改めて紹介します。

コールス・パスについてのまとめ!

  • コールス・パスは、単体で入場すると€3かかる16(実質14)の教会すべてに入場できるお得な共通券!
  • 有効期限は1年
  • サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会以外のコールス加盟教会の入場券売り場で購入できる
  • コールスで入場できる教会の内部写真撮影は不可
  • 特におすすめの教会はサンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会、サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会、サンタ・マリア・デル・ロザーリオ教会、サン・ポーロ教会、サン・セバスティアーノ教会

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この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。