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私はヴェネツィアに行く前に、母に珍しくお土産を頼まれました。「ヴェネツィアで仮面を買ってきてほしい」。

えっ?仮面?何にいつ使うの?

…と思いましたが、仮面をつけたいわけではなく、インテリア用に欲しかったそうです。

ヴェネツィアから買って帰った仮面は、今では実家の居間に飾られています。母は、たまにこの仮面を見て、変身願望が沸き上がってくるとか!?

ヴェネツィアはカーニバルで有名な祝祭都市

ヴェネツィアの仮面がなぜヴェネツィア土産として有名かというと、ヴェネツィアは仮面カーニバルで有名な都市なのです。

ヴェネツィアのカーニバルは、2~3月頃に2週間程度の長さで開催されます。

カーニバルの時期には、仮装した人々が、ヴェネツィア中にあふれます。

ヴェネツィアン仮面は仮面専門店で買おう!

ヴェネツィアのお土産屋さんでは、どこでもカーニバル仮面が並んでいます。

ヴェネツィアのお土産といえば、ヴェネツィアングラス(ガラス製品)が有名ですが、ガラス製品は日本まで持って帰るのに神経を使いますので、仮面の方がお手軽です。

ヴェネツィアン仮面を購入する場合は、お土産さんではなく仮面専門店で購入することをおすすめします

仮面専門店の仮面は、実際にカーニバルで装着するための仮面を作っているので、お土産屋さんのものより出来が良いですし、インテリアとして飾るにも美しいです。

おすすめの仮面専門店 カ・デル・ソル(Ca’del Sol)

ヴェネツィア 仮面

私が母のお土産用の仮面を購入したのは、サン・ザッカリア教会近くの「カ・デル・ソル(Ca’del Sol)」というお店です。

仮面を物色している時に、お店の人に「どうぞ試着して下さい」と言われたくらいですから、基本的には、使うための仮面を制作している仮面専門店です。

猫好きの母のために、猫の仮面を購入しました。

使用するための仮面以外にも、インテリア用のやや小ぶりな仮面や、小さなマグネットの仮面など、プチプライスで、おしゃれなお土産を探すこともできます。

猫好きの友人などに、猫の形のマグネット仮面も購入しました。予想以上に喜んでもらえて、贈った方としても嬉しかったです!

昔のヴェネツィアは1年の半分がカーニバルだった!

ヴェネツィア ポンティーニ

ヴェネツィアのカーニバルは18世紀頃には2週間ではなく、なんと約半年間の長さで行われていたそうです。

1年の半分がカーニバル期間って…すごいですね 。

ヴェネツィアは海洋貿易で栄えた都市国家でしたが、大航海時代を経て地中海が世界の貿易の中心でなくなると、海洋商業国家としては衰退していきます。

18世紀頃にはヴェネツィアは、既に商業経済大国としての地位を失っています。

しかし、タダでは転ばないのがヴェネツィアの商人根性。

運河の広がる特異な風景を積極的に保存することで、世界でもいちはやく「観光立国」の概念を打ち立て、商業国家から観光都市へと変貌することに成功したのです。

観光都市化はヴェネツィアのテーマパーク化を加速させ、半年間も続くカーニバルも、世界中の観光客を惹きつけるアトラクションの一環でした。

ディズニーランドで毎日行われるパレードに似ていますね。

カーニバルではなぜ仮面をつけるの?

さて、カーニバルでなぜ仮面をつけるのか…ですが、カーニバルは非日常の場であり、仮面をつけることによって日常の自分から脱却するというような意味があるようです。

カーニバルでは昔から、貧しい人が王族のような恰好をしたり、逆に高貴な人が動物の仮面をつけたりすることがありました。

そうして人間社会に存在している身分・貧富の格差を、カーニバル期間だけ帳消しにして、社会全体に溜まっているストレスを発散する、などといった役割があるとも言われています。

仮面が社会において果たす役割は、なかなか深そうですね。

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